議員日誌

児童虐待の緊急対策

 今朝の毎日新聞の朝刊「社説」に「児童虐待の緊急対策 専門職の大増員が必要だ」を読みました。

 東京都目黒区で船戸結愛ちゃん(5)が継父から殴られ、ほとんど食事もあたえられず死亡した事件を受けて、政府が緊急対策を実施することを決めたことに対し、毎日の社説は次のように書いています。

 「16年度に全国210か所の児相が対応した虐待は12万件を超え、この10年で3倍以上に増えている。国や自治体は児童福祉司の増員を図ってきたが、16年度は約3000人で、10年前の1・5倍程度に過ぎない。政府は19年度までに550人の増員を計画している。それでも虐待の急増には追いつかない。職員は疲弊しており、他自治体からの引継ぎに十分対応できないのが実情だ。香川県の児相は結愛ちゃんを保護しながら、継父の元に戻した。親子関係の修復を重視するのはわかる。そのためには虐待する親の教育や更生が十分になされることが必要だ。虐待を繰り返す親には一時保護を解除した後も専門的な支援が継続されなければならない。こうした実務を担うためには経験を積んだ職員が必要だが、児相の現場では勤務経験が3年未満の職員が4割を占めるといわれる。現在の体制では増え続ける虐待に対応するのは困難だ。大幅な体制拡充と専門性の高い職員の養成が求められる。」

 2016年の児童虐待の認知件数は551件です。高い水準で推移しています。

 2014年から2015年に山口県の児童福祉司は一人しか増えていません。

 山口県で全国で、児童相談所を中心とした児童福祉に関連する「大幅な体制拡充と専門性の高い職員の養成」は急務だと私も感じます。

 今日の児童福祉に関わる体制について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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