NHKのラジオのリスナーの声に「身近な雑草を観て楽しんでいます。」という声を聴いて、「これだ」と思いました。
祖母が花が好きな人だったので、「ばあちゃんっこ」だった私は、花がとても好きです。
花好きの人は多いけれど「雑草好き」の人は少ないかも知れない、身近に楽しめる趣味としていいのではと思い、今、私のカバンの中には、稲垣栄洋さんの「散歩が楽しくなる 雑草手帳」が入っています。
近所に生えているホトケノザを撮影しました。
雑草の撮影はピント合わせが大変です。
雑草手帳を眺めていると、子どものころから慣れ親しんだ草花ばかり、全てに名前があることが分かると、散歩をしていても、名前が分からなくても「手帳にあった花だ」と思い、手帳で調べて「ああこんな名前なんだ」と楽しんでいます。
この本の著者である静岡大学の稲垣先生は、「きちくさ研究家を自称し、雑草生態学を専攻せる雑草のプロです。
稲垣さんの文章に魅せられて、今、稲垣さんの書作を読み始めています。
人生に置き換えて考えたり、いろんなことを考えさせられる文章です。
稲垣さんの「雑草はなぜそこに生えているのか」の中のスズメノカタビラの例に驚きました。
ゴルフ場には、芝の長さが違う草地が広がっています。
「スズメノカタビラは、生えている場所の芝刈りの高さで刈られないように、芝刈りの高さよりも低い位置で穂をつけているのである。」
進化学者のダーウィンの次の言葉が紹介されています。
「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である」
心に残る言葉です。
仕事柄、ついつい政治にあてはめてしまいます。
強かったアベ政治も終わりの始めがやってきたようです。
国民が求める変化にアベ政治はついていけず、支持を失いつつあるようです。
さて、今日から、私は、雑草愛好家を自称しようと思います。
稲垣栄洋さんを師匠として、多くのことを学んでいきたいと思います。
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