月別アーカイブ:2017年8月

かえる通信No28(2017年8月1日)

安倍政権退陣させよう

 

山陽小野田市でつどい 清水衆議院議員力説

 

 日本共産党北南地区委員会は、29日、清水忠史衆議院議員を迎え、山陽小野田市で「日本共産党を語る集い」を行いました。
 会場一杯の120名の参加者が山口県で初めての演説という清水議員の訴えに聞き入りました。
 清水議員は、「総選挙で野党共闘を実現し、共闘の要である日本共産党を躍進させよう」と呼びかけました。
 その上で、清水議員は「都議選での自民党大敗北や安倍政権の支持率急落は、あらゆる分野で暴走する安倍政権への強い怒りの反映だ」と語りました。
 森友・加計問題では、「国民には痛みを押しつけ、友人には便宜を図る安倍首相を政権から引き降ろそう」と訴えました。
 経済や社会保障の問題では、税金の集め方を改め無駄遣いをやめることが大事だとし、「企業献金を受け取らない日本共産党だからこそ、大企業に相応の税金を納めよと言える。お金の心配なく介護を受けてというのが政治の役割で、誰も悲しまない経済政策こそ必要だ」と力説しました。
 集会の最後に、藤本衆院山口3区候補と、今秋の山陽小野田市議選に挑む中島好人市議、山田のぶゆき市議と新人の寺岡としあき候補、阿武町議選で初の党議席獲得を目指す、よねつ高明候補が紹介され、必勝を誓いあいました。
 清水議員は、松竹芸能所属の元漫才師という経歴の持ち主です。軽妙の語り口で、会場に爆笑と確信が大いに広がりました。
 山陽小野田市議選は、9月24日告示、10月1日投票です。親戚や友人・知人に声をかけてください。

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左から山田、中島、寺岡、清水、藤本、米津各氏

 

第63回山口県母親大会

 

 7月2日、宇部市内で第63回山口県母親大会が行われました。
 一般社団法人Colabo代表の仁藤夢乃さんが「若者が希望を持てる社会に~居場所のない少女たちに寄り添って~」とのテーマで記念講演を行いました。仁藤さんは、居場所がない、生きる希望ない、頼れる人や相談できる人がいない若者を支援する団体(Colabo)の代表として活動しています。物理的にも精神的にも難民化する青少年が増えている現状を仁藤さんのお話しでリアルに感じることが出来ました。

 

9・19安保法制強行「採決」2周年忘れない行動

 

安保法から2年-この間とこれからを考える

 

日時 9月23日(土)
    14:00開会 16:00閉会
場所 宇部市男女共同参画センター2階軽運動室
    宇部市琴芝1丁目2番5号
     ☎0836-33-4004
会費 500円
講師 香山リカさん(精神科医・立教大学教授)

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精神科医の香山リカさん

主催 戦争させない・9条壊すな!総がかり行動うべ実行委員会
   宇部市常盤町1-1-9 緑橋教会内 
     ☎0836-21-8009
   事務局 藤本携帯 090-3747-2855

 

一気

 

7月18日聖路加国際病院名誉院長の日野原重明さんが105歳で亡くなられました。日野原先生が監修された「歌われたのは軍歌ではなく心の歌」に日野原先生の戦争体験が語られています▼「戦争をするなということよりも、命を大切にするということを、シュバイツァー博士が蟻一匹でも殺すのはいやだと言ったヒューマンな気持ちを子どもに植え付けることによって、心からなる愛と平和の心をもっと心に強く芽生えさせるように、私たちの経験を伝えることがわれわれの使命であると思います。そのためには人から受けた過ちは許し、お互い愛しましょうと言いたいのです。そういう場合には強い国や弱い国を許さないと駄目です。」▼戦争を体験された方の話しを直接お聞きする機会は少なくなりましたが、こうして活字になれば、将来にわたって戦争の事実を知ることが出来ます。日野原先生が提唱された戦争のない、命を大切にする世界をの遺志を私たちはしっかり受け継いでいきたいと思います。

核のごみ処理マップ

 経済産業省は先月28日、高レベル放射性廃棄物(「核のゴミ」)の最終処分場候補になりうる地域を示す全国地図を同省資源エネルギー庁「科学的特性マップ公表用サイト」で掲載しました。

 29日付しんぶん「赤旗」日刊紙は「応募自治体を待つ方式では一向に進まないことから、政府があらかじめ『敵地』を示し、政府が個別に申し入れる方式に変えました。政府は公表した地図に基づいて国民の理解を得たいとしています。しかし、国民の間には最終処分場の合意が、原発の永続的利用につながるのではないかという懸念があります。政府は原発の是非にかかわりなく今も使用済み燃料が存在することをもって、『現世代の責任』を強調します。しかし、国民の過半数が再稼働に反対するなか、核のゴミをさらに増やす原発再稼働を強引に進める政府のもとでは、処分場受け入れの合意を得ることは極めて困難とみられています。このため地図公表に続いて、上から押し付けを強める危険があります。」と書いています。

 31日付中国新聞は社説で、この問題を取り上げ、「原子力政策の将来像をはっきりさせることが先だろう。福島第一原発事故で、国民の多くは原子力政策に批判的・懐疑的になった。しかし政府は、それを無視して再稼働を急いでいる。これでは最終処分場の必要性について理解は得られまい。」と書いています。

 同日付の中国新聞は、「経済産業省は8月上旬にエネルギー基本計画の見直しに着手することが30日、分かった。2014年に閣議決定した前回の計画で盛り込まなかった原発の新設や建て替えにどこまで踏み込むかが焦点となる。」と報じました。

 政府は、新しいエネルギー基本計画で原発の新設や建て替えを認めない方針を明確にすべきです。そして、原発再稼働をぱっぽん的に見直す時です。

 繰り返し、本ブログで訴えていますが、上関原発の新設を新しいエネルギー基本計画に決して盛り込むべきではありません。

 これ以上危険な負の遺産を増やさない対策を徹底する前提なしには、核のゴミの処分に向けた国民的な議論を進めることは出来ません。

 皆さん、「核のごみ」と原発の新増設や再稼働の問題をどうお考えですか。