29日に、大分空港に緊急着陸した米海兵隊のMV22オスプレイは、ぞの前日28日にも米海兵隊岩国基地で白煙を上げていたことが、分かりました。米軍の消防車両が出動する時代だったにもかかわらず、地元の岩国市や消防本部に連絡がなかったことも分かりました。今朝のしんぶん赤旗日刊紙の報道を元に、オスプレイを巡る問題をみてみたいと思います。
岩国基地でオスプレイから白煙があがったのは、28日午後0時48分ころです。その後、米軍の消防車両が出動してオスプレイ付近に駐車しました。岩国基地は、岩国錦帯橋空港として軍民共用になっています。同基地の関係自治体や行政機関、消防などでつくる米海兵隊岩国基地周辺地域航空事故連絡協議会は、米軍や自衛隊の航空機の航空事故などが発生した場合は関係機関への緊急連絡通報を要綱で定めています。
岩国市基地政策課の担当者は「国から連絡はきていない」と言います。岩国地区消防組合消防本部も「通報はありません」と答えています。
軍民共用空港で、情報の共有が行われなかったことは重大です。
昨日行われた衆議院安全保障委員会の閉会中審査で、日本共産党の赤嶺議員は、オーストラリア沖での墜落事故後、同機の飛行「停止」ではなく「自粛」を求めるにとどめ、事故原因の調査中にもかかわらず飛行を容認した政府の姿勢を批判しました。小野寺防衛大臣は、事故がオーストラリアで発生したことをあげ、「米国に安全性の確保を要請している」と弁明しました。
赤嶺議員は、12日に、行われたオスプレイ配備撤回などを求めた沖縄県民集会には4万5000人が集まり、日米軍事演習が行われた北海道や自衛隊のオスプレイ配備が計画されている佐賀、米空軍のオスプレイ配備が予定されている横田など全国でオスプレイ反対の声が上がっていることを指摘し、「政府はこうした声を受け止めるべきだ」と求めました。
オスプレイは、昨年12月の沖縄県名護市に続き、今月5日にオーストラリア沖で墜落事故を起こしました。そして、28日、岩国市で白煙を上げ、29日には大分空港へ緊急着陸オスプレイも米海兵隊普天間基地所属機です。安倍政権は、オスプレイの普天間基地配備を撤回するようアメリリに求めるべきです。オスプレイの日本上空での飛行を中止すべきです。
オスプレイのトラブルがまた発生しました。皆さんは、この問題をどうお考えですか。
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