昨日行われた浄土真宗本願寺派山口教区宇部北組連続研修会で壽福寺の杉住職から「正信偈」を学びました。
「正信偈」と言えば、浄土真宗のお寺の多い山口県では、私などより、子どもの頃から親しんでおられる方も多いと思います。
私は、「領解文」などは、祖母が仏壇の前でいつも唱えており、親しみがあります。
「正信偈」については、総代をお引き受けして、この2年のお寺の諸行事の前のおつとめの際に合唱して親しみ始めた次第です。
浄土真宗の葬儀の際には、ご焼香の際に、唱えているのが「正信偈」だと知りました。
「正信偈」と初めて出会う方に向けて、昨日の学習をおさらいしたいと思います。
「正信偈」とは、親鸞証人の著書「教行信証」の行巻の最後に記された「偈」(げ:うた)のことです。
漢文で綴られた7言、60行からなっています。
前半は、帰敬頌(ききょうじゅ)・依経段(えきょうだん)で構成されています。
釈尊が説かれた阿弥陀仏の教えを讃えたものです。
後半は、依釈段(えしゃくだん)。釈尊の教えを継承された七人の高僧を讃えたものです。
杉住職から「正信偈」の話しを聞いて、難解な漢文の意味が少し分かってきました。
親鸞聖人は「不断煩悩得涅槃」=煩悩を断たなくても涅槃に行けると説く一方で釈尊の教えは「難中之難無過斯」=難しいなかにもなお難しいと説いておられます。
「正信偈」の入口に立った身の私ですが、これからおつとめの際には、言葉の意味を考えながら唱えていこうと思いました。
「正信偈」であなたの好きな部分はどこですか。お教え下さい。
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