議員日誌

「制作順に山口県内の木喰作品を追う(第1回)」完成

 江戸時代に全国各地に仏像を遺した木喰上人の事跡を研究する全国木喰研究会が発行する「微笑仏」第23号(2016年4月30日発行)に私が書いた「制作順に山口県内の木喰作品を追う(第1回)」が掲載されました。

 昨年9月に、島根県立石見美術館で行われた「祈りの仏像」展で、木喰仏に出会い、10月から美祢市内の木喰仏を訪ねて回ったものをまとめたものです。

 全国に現存している木喰仏は600体を越えます。

 その内の52体から53体の木喰仏が山口県内に現存しているものと思われます。

 山口県は、新潟県、静岡県に次いで木喰仏の多い地域です。

 その内、私は、美祢市内の木喰仏11体と一幅の書軸と対面しました。

 木喰の足跡は、詳細に残されており、仏像の多くに、制作した時期を直筆で残しています。

 そのため、ほぼ仏像の制作時期を推測することができます。

 多くの先人の書物なども参考にしながら、「制作順に山口県内の木喰仏」をまとめた第一弾が完成しました。

 木食は、下関から赤間関街道を通り、現在の美祢市に逗留し仏像を制作しました。

 その後は、現在の萩市や長門市で仏像を制作しています。

 今年の秋頃から萩市や長門市で木喰仏を訪ねることができたらと思っています。

 木食が仏像を彫って約200年が経過していますが、地域の人たちが木喰仏を大切に守ってきたことが分かり暖かい気持ちになります。

 山口県内の木喰の足跡を後世に遺すための一助となればと思い、「制作順に山口県内の木喰仏を追う」旅を私なりに完結したいと思っています。

 美祢市内の木喰仏を守っておられる方々にはこの度は大変お世話になりました。

 まとまった文章をお届けに回りたいと思います。

 美祢市や長門市、そして、山口市、宇部市、防府市で木喰仏を守っておられる皆さん近くおじゃましたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 私の文章を読んでみたいと思われる方は本ブログのトップページの問い合せのバナーからご連絡下さい。

 また、県内の木喰仏に関する情報をお持ちの皆さんご教示をお願いいたします。

 木喰仏研究を私のライフワークの一つとしてこれからもじっくりゆっくり歩いていきたと思います。

 

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