議員日誌

山口県の農業従業者の平均年齢は全国最高

 昨日、日本共産党山口県委員会で農業関係者会議が行われ参加しました。

 吉田政策委員長が「農業センサスからみる山口県農業の現状」と題する話を聞き驚きました。

 まず、農家数です。

 山口県の昭和60年の総農家数は、58264。平成22年は、26207。

 昭和60年に対する比率は45%となっており、山口県は、全国ワースト8位となっています。

 その内、兼業農家の比率は35.5%で、山口県は全国ワースト4位となっています。

 次に、農業従事者の平均年齢です。

 山口県の販売農家における平成22年の農業従業者の平均年齢は61.9歳で全国最高です。

 農業就業業人口の平均年齢は、70.3歳で、広島県に次ぎ全国2位です。

 基幹的農業従事者の平均年齢は、70.9歳で、全国最高です。

 次に、経営耕地の状況です。

 山口県の経営耕地のある農家に占める田のある農家数の比率は94%。全国平均の87.1%を大幅に上回っています。

 面積比率は86.2%。全国平均の56.2%を大幅に上回っています。

 次に、農産物販売金額規模別農家数です。

 山口県の販売農家における農産物販売金額が200万円以下の比率が87.9%です。全国平均の69.7%を大幅に上回っています。

 以上の事から、山口県の農家の現状の第一は、全国最高水準で減少し高齢化しているということです。

 第二は、米農家の割合が高く、販売規模が200万円以下の農家が多い事が言えます。

 山口県農業のこの現状から打開策を考えなければならないと思います。

 中山間地域の多い山口県で一路大規模化の方針だけで山口県農業は維持されていくのかを検討しなければなりません。

 何よりも、米価の安定なしに、山口県農業の維持発展が望めないことも明らかだと思います。

 貴重な農業センサスに基づいた山口県農業の立て直しを私は小規模農家の一人として切望します。

 山口県の農業をどうしていったらいいのか、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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