五木寛之さんの「林住期」を読んでいます。
この本の冒頭に「古代インドでは、人生を四つの時期に分けて考えたという。『学生期』『家住期』、そして、『林住期』と『遊行期』。『林住期』とは、社会人としての務めを終えたあと、すべての人が迎える、もっとも輝かしい『第三の人生』のことである。」とあります。
五木さんは、人生を100年と考え、先ほどの4つの期間を25年で分けて論じています。
「学生期」は、青少年時代。「家住期」は社会人の時期です。
私は、昨年50歳となったので、まさに「林住期」に入りました。
五木さんは、「林住期」とは「臨終期」ではなく、人生の黄金期だと述べています。
横文字で言うならば、「林住期」は「リセット」ではなく「ジャンプ」だとも述べています。
アスリートにたとえれば、「『学生期』に基礎体力をつくり、『家住期』に技術を磨き経験をつむ。そして試合にのぞむ。その本番こそが『林住期』だ。」とも述べています。
いずれにしても、人生を25年ごとの節目としてとらえる考え方は参考になります。
私の人生を振り返っても、25年ごとに節目を迎えています。
25歳の時に、市議会議員への立候補の話があり、議員生活の準備を始めた年でした。
50歳になって、最近、青天の霹靂とも言える話を頂きました。400年以上続く、宇部市吉部の浄土真宗のお寺=常光寺。私の実家が門徒になっていますが、何と「常光寺の責任総代(総代の代表)」を引き受けてくれないかとのお誘いを受けたのです。
妻や母などと相談して引き受けることにしました。
五木さんのこの本を読んで、お寺の総代を引き受けることは、私の「林住期」にとって喜ばしいことだと思えるようになりました。
今まで積み上げたものをより輝かせるためにも仏教について少しづつ勉強していこうと思います。
五木さんも、ある時期、執筆を離れ、大学で仏教の勉強をされたことを何かの本で読みました。
まずは、五木さんの最近の著作を勉強したいと思います。
様々なことを学び、輝きのある「林住期」にしたいと思います。
No comments yet.
コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。
メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。