議員日誌

決算特別委員会県内視察に参加しました。

 本日、県議会平成23年度決算特別委員会の県内視察が行われ参加しました。

 まず、西部利水事務所・相原発電所予定地を視察しました。

 

  小水力発電所が設置される阿武川ダム下流の相原ダム

 相原発電所は、阿武川の相原ダムから放流される水量を取水し、最大82kwの発電を行うものです。

 年間発電量は、328MWhで、一般家庭90戸分の発電量を供給する計画です。

 運転開始は、来年9月を予定しています。現在、入札が行われている所です。

 事業費は、約1億2千万円です。

 企業局が取り組む小水力発電所で、発電された電力は、固定価格買取り制度により、中国電力によって高い価格で買い取られる予定です。

 企業局としては、今後、宇部市の丸山ダムでも小水力発電を行う予定で、その後も、小水力発電所が設置できる場所がないか調査を行う計画です。

 東京電力福島原発事故以降、再生可能エネルギーが注目されています。

 企業局を始め、県内で、小水力発電が促進されるよう私も働きけを強めようと思います。

 次に、新阿武川発電所を視察した後、小郡萩道路を視察しました。

 現在、12.9キロ(美祢市美東町真名~美祢市美東町絵堂)までの区間、供用開始されています。

 事業費は、472億円です。

 計画では、4車線ですが、暫定2車線で運用されています。

 4車線での平成42年の計画交通量は12100台/日で、現在の実績は、6900台/日です。

 絵堂から萩までの区間は、平成12年に調査区間に指定されています。

 今年度も予算が計上され、調査が継続されています。

 供用区間を4車線にすることや絵堂から萩までの先線に着手するかどうかは、県の財政状況と利用実態を勘案し、慎重に対応すべきだと思います。

 次に、山口きらら博記念公園水泳プールの利用状況の説明を公園管理事務所などから受けました。

国体後の利活用をどうすすめるかが課題のメインプール

 山口きらら博記念公園水泳プールは、山口国体に向けて61億円の事業費で建設されました。

 昨年5月14日から供用開始され、昨年度は約8万4千人が利用しています。

 維持管理経費、約1億5800万円に対し、利用料収入は約1100万円となっています。

 昨年度は、国体など30回、競泳・水球・シンクロの各競技大会が開催されました。

 今年度(9月末)は、12回、競泳の大会が開催されました。

 合宿などの専用使用は、昨年度197日、今年度84日となっています。

 一般の利用は、主にはサブプールで行われ、メインプールは、週1回開放されています。

 メインプールは、競泳・シンクロ・水球などが可能で可動式で水深が調整できます。

 また、1212席の観客席や大型映像装置も整備されています。

 昨年は、国体などで活躍したメインプールを、国体後どう生かすかが大きな課題だと感じました。

 一般利用が中心なら、サブプールで十分です。ならば、これだけの設備は必要なく、整備費も維持管理費も安くなり、利用料も安く設定できていたはずです。

 メインプールが、国体だけのためのプールとならないよう、大会の誘致など利活用を抜本的に強化する必要性を感じました。

 最後に、山口県税事務所を視察しました。

 

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