月別アーカイブ:2012年7月

厚狭川河川激甚災害対策特別緊急事業の進捗状況について

 平成22年7月の豪雨災害で、厚狭川が氾濫し、厚狭地域で床上浸水などの被害が発生しました。

 日本共産党国会議員団・県議団・山陽小野田市議団・党厚狭支部が協力して、厚狭川の早期改修を求めてきました。

 私も災害発生直後の、平成22年9月議会において、厚狭川の改修を求めたところです。

 その結果、厚狭川が、平成22年12月に「河川激甚災害対策特別緊急事業」に採択されました。

 「激特事業」とは、河川改修を概ね5年間で集中的に実施するものです。

 厚狭川の河川改修は通常では、1年間で1億円台の予算で事業が行われてきましたが、激特事業採択により、5年間で約65億円の予算で事業が行われています。

 今日は、厚狭川激特事業の進捗状況について下瀬山陽小野田市議とともに、県宇部土木建築事務所で説明を受けました。

 説明を受けた点の第一は、商店街を横断する鴨橋周辺についてです。県としては、「今年度秋から仮橋の工事に着手できるように調整をすすめている」とのことでした。

 第二は、厚狭川の支流で、厚狭駅の西側を流れる桜川の改修についてです。県としては、「5月に説明会を開催し、川周辺の土地の調査等を進めている」とのことでした。

 第三は、大正川排水機場についてです。現在1機ですが、新たに2機排水機を設置するために、県としては、「現在、工場でポンプ設備の製作を進めており、来年の梅雨時期までの完成を目指している」とのことでした。

 激特事業の期間は、平成26年度までです。翌年度に繰り越したとしても概ね平成27年度までの事業となります。

 県の担当者は、「地域の理解を得て、可能な限り、計画した事業は、この期間に完了したい」と話していました。

 山口県は梅雨あけしましたが、大雨のシーズンは続いています。

 私は、高校時代を厚狭で過ごした者として厚狭地域で再び浸水被害が発生しないことを願う一人です。

 私たちは、厚狭川激特事業の早期完了を強く要望しました。

 厚狭川の改修計画について皆さんのご意見をお寄せ下さい。

うさぎドロップ

 小2の長女が、保育園時代の友だち宅に泊まりに行った時に、「うさぎドロップ」を観てとてもよかったと言っていました。

 長女が夏休みに入ったことを契機に、映画「うさぎドロップ」を借りてきて、観ました。

 原作は、宇仁田ゆみさんのコミックです。

 30歳の独身男大吉は、祖父の葬儀で6才の少女りんと出会います。

 りんは、祖父の隠し子。大吉はりんを育てることを決意します。

 映画では、大吉役が松山ケンイチ。りん役が芦田愛菜。

 大吉のりんへの愛情がふくらんでいく様子が、とても引きつけられる映画です。

 「りんには大吉が必要なのだ」と思わせる松山と芦田の演技は必見です。

 映画では、りんの保育園時代で終わってしまいます。

 りんの成長が観たいのが親心。「うさぎドロップ」の世界にすっかりはまった私は、アニメ「うさぎドロップ」を借りて観ています。

 DVD2巻では、りんが小学校の説明会に参加した風景が描かれています。

 そして、コミック「うさぎドロップ」1巻も読みはじめました。コミックの第2部では、りんが高校生になってからの姿が描かれているようです。

 この夏は、映画・アニメ・コミックで「うさぎドロップ」の世界につかり、りんの成長を見守っていきます。

 子どもたちと「うさぎドロップ」を見ていると、親として子どもたちに穏やかになれるような気がします。

 特に、りんと娘の姿がダブり、娘のことが愛おしくなった今日この頃です。

 「りんには大吉」が必要なのです。このことが多くのことを視聴者に教えてくれます。

 娘のお陰でいい作品に出会えました。娘に感謝です。

 うさぎドロップファンの皆さん。感想をお教え下さい。

 

三菱樹脂美祢製造所閉鎖と報道

 山口新聞は、11日、「三菱樹脂は10日、配管材事業を積水化学工業に譲渡すると発表した」と報道しました。

 同時に、山口新聞は、「美祢製造所は、積水化学工業への事業譲渡後に閉鎖が予定されている」と報道しました。

 美祢製造所の閉鎖の時期については会社は「事業譲渡の完了後」と説明しているとあります。

 また、美祢製造所の従業員約30人の処遇について会社は、「現時点では明確に回答できない」としているとあります。

 美祢市商工労働課は、ルネサスの合理化による影響と合せると、市内で100人規模の離職者が出る可能性があり、危機感を募らせているとも報道されています。

 私は、県の商工労働部に美祢製造所の状況を訊ねたところ「確実な情報を収集するため、関係機関と連絡を取り合っている状況」とのことでした。

 いずれにしても、三菱樹脂美祢製造所閉鎖との報道は、美祢市や周辺地域の経済と雇用に重大な影響を与えることは明らかです。

 私は、美祢製造所の存続と雇用の継続を求めて関係機関に働きかけていきたいと考えています。

 皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

オスプレイ配備反対岩国集会に参加

 私は、今日、岩国市で行われた「オスプレイ配備反対岩国集会」に、安保条約廃棄宇部地区実行委員会のバスで参加しました。

 大型バスはほぼ満員。娘と一緒に添乗員兼オスプレイ問題車内学習会の講師として参加しました。

 岩国集会は、午後2時に開会。1100人の参加者が会場を埋めました。

 市役所横の公園に1100人の参加者が集いました

 主催者を代表して吉岡実行委員長は「オスプレイの岩国基地陸揚げを強行したアメリカと日本の両政府に抗議する」と訴えました。

 主催者代表あいさつを行う吉岡実行委員長

 来賓として井上哲士日本共産党参議院議員が「森本防衛大臣は、『オスプレイ配備を拒否する条約上の権利が日本にない』と言うが、どこの国の政府かといいたい。藤村官房長官は、『地元自治体の理解を得るべく全力を尽くす』と言ったが、全力を尽くし話す相手はアメリカだ」と日本政府の姿勢を厳しく批判しました。

    政府を厳しく批判した井上参議院議員

 沖縄からの連帯あいさつとして、前田日本共産党沖縄県議が「8月5日のオスプレイ反対の県民集会は過去最大規模にするために力を尽くしている」ことを報告しました。

 沖縄から連帯のあいさつを行った前田沖縄県議

 地元からの決意表明として、由宇町在住の大学生の吉良さんが「オスプレイは、戦争のための道具。岩国基地に陸揚げしないでほしい」と訴えました。

地元から発言を行った由宇町の大学生吉良さん(右端)

 集会では最後に、オスプレイ×とかかれた紙を参加者全員でかざしました。

 参加者全員でオスプレイ×の紙を掲げました

 集会後、岩国駅までデモ行進を行いました。

 集会後、JR岩国駅までデモ行進を行いました

 市民の方からデモの隊列に激励が数多く寄せられました。

 明日は、海上、陸上で抗議行動が行われます。

 共同を広げて、オスプレイ陸揚げ・配備阻止に向けて私自身も力を尽くす決意です。

 オスプレイ岩国基地陸揚げに対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

伊方原発の稼働を許さない住民のたたかいを学ぶ

 本日、山口県民主医療機関連合会主催の学習会に参加しました。

 講師は、伊方原発をとめる会和田事務局次長で、テーマは、「伊方原発の稼働を許さない住民のたたかい」です。

 和田氏は、「伊方原発沖6キロに中央構造線活断層帯が存在しており、稼働は認められない」と、福島原発事故の原因などとの関連で訴えました。

 その上で、和田氏は、「四国電力管内でも、水力発電所の稼働率を高めるなど行えば、原発に頼らずエネルギー需要に答えることはできる」と語りました。

 私も昨日、小水力発電の学習会に参加したばかりだったので、和田氏の訴えに共感しました。

 山口県は、伊方原発での事故を想定し、四国電力との安全協定締結をすすめています。

 この事は当然必要ですが、「絶対に事故を起こさない」ことを確実にするためには、伊方原発を稼働させないことが重要です。

 山口県でも伊方原発の稼働を許さない取り組みを強めていく必要性を感じました。

 伊方原発の稼働を許さないたたかいを語る和田氏

小水力発電開発支援セミナーに参加

 本日、山口県と山口県企業局が主催し山口市内で行われた小水力開発支援セミナーに参加しました。

 主催者を代表して藤部公営企業管理者は「100人規模のセミナーと考えていたが、180名の申し込みがあり第二会場を設けた」ことを紹介し、「小水力発電を地域活性化に大いに生かしてほしい」とあいさつしました。

 主催者あいさつを行う藤部公営企業管理者

 全国小水力利用促進協議会の松尾理事が基調報告を行いました。

 松尾理事は、地域主導での小水力発電の利点を①大企業型資本による乱開発を抑止。②利益、便益が地域で循環し、持続的な収益を得る。③成功体験の再生産が期待できると説明しました。また、山口県内の小水力発電の開発余地はざっと調べたところ13081kwあると説明しました。

   基調報告を行う松尾理事

 次に、東京発電水力事業部マイクロ水力営業グループの富澤マネージャーが事例報告を行いました。富澤氏は、「今ある施設に後から発電施設を付け足す」小水力発電の優位性を説明しました。富澤氏は、実際に事業を行うまでの過程を詳しく説明しました。

     事例報告を行う冨澤マネージャー

 参加者から、様々な質問も出され、小水力発電に対する県内での関心の高さを実感しました。

 小水力発電を始め、再生可能エネルギーの推進に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。