今日から6月県議会が始まりました。
二井知事最後の議会となりました。
二井知事は、今日の議案説明の中で、岩国基地問題の内、MV-22オスプレイの岩国一時移駐について「県としては、4月のモロッコの事故に続き、米国フロリダでも事故があったことから、先週14日、森本防衛大臣に対し、今回の申し入れについては反対と言わざるを得ず、棚上げしていただきたいと伝えた」と述べました。
私は、今日、先日、防衛省が福田岩国市長に行った米軍による「オスプレイに関する環境レビュー」の日本語文の岩国基地分を入手しました。
私が重大だと思うのは、以下の部分です。
「海兵隊は、MV-22分遣隊による岩国飛行場での展開は、一度につき約42回の運用、年間500回の運用と、キャンプ富士で提案されたものと同様になると見込んでいる。時折、分遣隊は(より多くの航空機と共に)より長期の間、訓練のため滞在する可能性がある。夜間の運用はMV-22訓練の重要な部分を成すため、(許可される所では)現在岩国飛行場で実施されているものと同程度の夜間飛行を実施することになる。」
先日、神風防衛政務官が山口県で説明した内容は、オスプレイを普天間基地に配備するまでの間、岩国基地に陸揚げして、一時滞在し訓練をするというものでした。
しかし、米軍が示した環境レビューでは、普天間基地に配備されたオスプレイの内の分遣隊は、「長期の間」岩国基地に滞在し、夜間を含む訓練を「年間500回」程度行うというものです。
これでは、一時駐機ではなく、オスプレイ分遣隊の実質的な配備を意味します。
今朝の毎日新聞には、オスプレイが低空飛行訓練するルートが6つあることが報道されていました。
沖縄では、オスプレイ配備反対の集会が行われ、5000名以上の市民が参加しました。
岩国市議会では、オスプレイ駐機に反対する意見書が可決される見通しとなったとの報道もあります。
沖縄に連帯して、オスプレイの影響が及ぶ全国各地の自治体と連帯して、オスプレイの普天間配備をアメリカに断念させる時です。
岩国市議会同様、山口県議会も議会運営委員会で確認された通りに、オスプレイ配備反対の意思を内外に示す時だと思います。
県議会での意見書採択に向けて、日本共産党県議団はしっかりと役割を果たしていきたいと思います。
オスプレイ配備問題に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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