議員日誌

空手昇級審査会と健康省エネ住宅セミナー(第2回)

 今日、午前中は、空手道場の秋季昇級審査会に参加しました。

 私は、1級(茶帯1本線)への挑戦です。基本、移動、腕立て伏せ50回、逆立ち50秒、スクワット30回など順調に推移しました。

 組手は壮年部への配慮で、一人だけでした。型については、今日は行わず、今度参加する合宿で行うという配慮もいただきました。

 無事に昇級できるかどか、結果は、来月の合宿後となりそうです。

 今日のメインイベントは、迫野さん兄弟の10人組手でした。弟さんは涙を流しながら10人組手をクリアーしました。

 お兄さんも、後半、ボディーブローで片膝をつく場面がありましたが、最後は、黒帯のお父さんと対戦し、見事10人組手をクリアーしました。

 兄弟二人とも黒帯への昇段が決まり、道場に集まったみんなは握手でお祝いしました。

 今日、午後は、山口市で行われた健康・省エネ住宅を推進する国民会議主催の「地域財(人・材)を活用した健康省エネ住宅推進による県民の健康増進と地域活性化を考える山口セミナー(第2回)」に参加しました。

 まず、近畿大学建築学部長の岩前先生が「諸外国の住宅における健康との関係調査と健康省エネ住宅の実際」と題して講演を行いました。

 イギリスでは、「住宅の健康安全性を評価するシステム」を構築し、特に「『過度な寒さ』のリスク」を明らかにし、リスクの高い建物には、改善命令を出しています。

 ニュージーランドでは、断熱改修を行った住宅を調査し、断熱改修後は、寒さを感じる程度が95%減少した結果を公表しています。

 岩前先生は、諸外国の例を引いた後、日本の住宅を「NNK(ねんねんころり)モデルからPPK(ぴんぴんころり)モデルにすることが大切」と語りました。

 そのためには、住宅の断熱化を進めることが重要だと様々なデーターをもとに語りました。

 次に、㈱エクセンシャル経営企画室担当部長の斉藤さんが「断熱改修による健康・住生活の実態を検証報告」を行いました。

 斉藤さんは、90歳の両親が暮らす築35年の住宅改修を行った経験を元に断熱改修を行う必要性を語りました。

 両親は、冬、炬燵のある部屋で終日過ごすことが多かったのですが、改修後は、他の部屋に移動したり散歩や体操を行い、元気が回復しました。

 斉藤さんは、アルミサッシから樹脂サッシに変えることで家の断熱性がアップすることを強調しました。

 最後に、「山口県の医師・建築関係者・生活者が日本の住宅を変える」と題するパネルディスカッションが行われました。

 まず、全国消費者団体連合会の阿南事務局長が化学物質被害を中心とした住宅トラブルが消費者庁に多く寄せられている実態を紹介しながら「消費者は、近年、木の家に対する期待を高めている」と語りました。

 次に、安成工務店の安成社長が地域の工務店が、省エネ・木の家づくりに努力していることを取り上げ「これらの家が、住む人の健康をどう高めているのかの調査に協力したい」と語りました。

 次に、林野庁の赤羽課長補佐が、日本の森林の状況と林野庁の施策を紹介し、「森林の活用は、地元経済の発展に貢献するもの。森林活用の良さを検証する必要がある」と語りました。

 最後に大阪大学医学部の中井先生が、住環境が健康にどのような影響を与えるのかの調査が遅れている状況を語りつつ、「今後は、国民会議の提起を受けて調査が進むことを期待している」と語りました。

 私は、8月県議会で、山口県で、健康・省エネ住宅を促進すべきだと質問しました。

 来月は、日本共産党県議団の行政視察で、健康・省エネ住宅の取組みで有名な高知県梼原町を視察する予定です。

 次回は、来年2月に行われる予定です。その学習会にも是非参加させていただいて、今後とも、県に対して必要な発言を行っていきたいと思います。

 健康・省エネ住宅に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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 健康・省エネ住宅に関するパネルディスカッション

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