菅内閣に対する不信任決議案は、本日、衆議院本会議場で採択され、反対多数で否決されました。
日本共産党は、棄権しました。
志位委員長は、昨夜の記者会見で、野党党首会談で、不信任案が可決された場合どういう展望を持っているのかと問いただしたのに対し、谷垣自民党総裁が「確たる展望がない」と答えたことをあげ、「展望がないということは、混乱が起こることを認めたに等しいものだ。党首会談をつうじて、自公の動きは党略的であり無責任だということがいよいよ明瞭になった。不信任案に賛成すると、自公の党略的・無責任な動きに結果として手を貸すことになる。これだけの危機的状況(大震災・原発事故)が続くもとで、賛成する態度はとれない」と述べました。同時に、「菅政権に対して信任できないという私たちの政治的評価はいささかも変わっていないから、反対することもしない」と強調。「選択肢として棄権するという対応でのぞみたい」と述べました。
私も妥当な判断だと思います。
国難を前に党利党略で国会を混乱させてはなりません。日本共産党は、第二次補正予算に、被災地救済策が十二分に確保されるよう、原発事故が早期に収束されるよう、国会内外で力を尽くします。
内閣不信任案に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
先日の山口新聞に「離島振興法で指定された25都道府県の261の有人離島のうち、約2割の47島が人口100人以上で高齢者が半数以上を占め、今後、無人化が懸念されることが国土交通省の調査でわかった」との報道がありました。
私は、地域振興部に山口県の状況が分かる資料を請求し、先日、回答が届きました。
県内で、人口が100人以下で、高齢者が半数以上を占める島は、(H17年国勢調査の結果でみると)柱島群島の黒島、周防大島諸島の前島、熊毛群島の馬島・八島、萩諸島の櫃島の5島です。
この内、黒島と櫃島は、高齢化率が実に100%です。更に、櫃島は、人口が2名となっています。これは、H17年国勢調査ですので、櫃島の現在の状況はどうなっているのか甚だ心配です。
山口県は、「山口県離島振興計画~元気で存在感のある島づくりに向けて~(計画期間平成15年度~平成24年度)」を策定しています。
取組みの内容としては、①交通・通信の確保②産業の振興③生活環境の整備④医療の確保⑤高齢者の福祉の増進⑥教育及び文化の振興⑦観光の開発⑧他地域との交流の促進⑨国土保全施設等の整備を挙げています。そして、それぞれの地域ごとの振興計画を明らかにしています。
来年度でこの計画は終了しますが、どのような成果が上がり、残された課題は何なのか、今後の計画をどうするのかを今後、県に質していきたいと思います。
長姉が、夫の仕事の関係で、数年間、野島で暮らしていました。数度訪ねたことがあります。一番感動したのは、盆踊りです。独自の唄と踊りが受け継がれていました。
山口県には、かけがえのない離島が多数存在しています。離島の振興は、山口県にとって重要な課題です。
離島振興について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。