1964年12月18日生まれの私は、今日で46歳になりました。
議員になってから20年。走り通しでしたが、大きな病気もせず、元気に活動できたことは、両親や家族、そして地域の皆さんのお陰だと感謝しています。
これからも、健康第一で、走り続けていきたいと思います。
誕生日を前後して、今、夏川草介さんの「神様のカルテ2」を読んでいます。
映画化も決定した「神様のカルテ」の続編です。
一止とハルのほのぼのしつつ胸を打つ物語が再びスタートします。
この本は、ほのぼのと信州の風景が描かれている一方で、赤裸々な医療の現実が、鋭く描かれています。
「神様のカルテ2」には、大学時代の友人辰也が、東京から、一止が勤務する病院に移ってきます。
彼の妻は大学の後輩で、同じく医師です。
妻である千夏は、小児科医。子どもが生まれた職場復帰します。ある日、久しぶりに休みを取り、翌日にある重症患者の家族から、なぜ休んだの罵られます。この事件をきっかけに、千夏は、家族を捨て、医療現場から離れられなくなります。
辰也は、千夏を通して見た医療現場の矛盾を一止にぶつけます。
「医師は、患者のために命がけで働くべきだという。この国の医療は狂っているんだ。医者が命を削り、家族を捨てて患者のために働くことを美徳とする世界。(中略)夜に駆け付けなかった医師に対して、なぜ来れなかったのかと大声をあげるんだ。誰もが狂っていて、しかも誰もが自分が正しいと勘違いをしているんだよ。」
原作者の夏川さんは、自ら地域医療を担う医師の一人です。彼だから書けた現実だと思い、涙が滲みました。
第一作より、奥行きと激しさが出てきた物語の展開に大満足です。
一止の大学時代の恋話が新たに判明。
ならば、一止とハルのなれそめもファンとしては、知りたいところです。(第2作の私が読んでいない後半で知る事ができるのでしょうか。次回作か。)
古狐先生の医療に対する思いも登場したり、次郎に彼女が出来たり、一人一人の登場人物への愛着が深まります。
夏川さんには、寅さんのように、「神様のカルテ」をシリーズとして続けていってほしいと思います。
この小説に、「良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬だ」というケネディ大統領のチピーチライター・セオドア・ソレンソンの言葉が出てきます。
辰也が学生時代に、の言葉を「ケネディは戦争のためにこの演説をふるったが、我々は医業のためにこの言葉を用いよう。百万人を殺す英雄ではなく、一人を救う凡人であろう」ために使ったことを一止が回想します。
私は、この言葉を県民の命を守る政治を実現していくために使いたいと思いました。
興味深い小説を読みながら、46歳の誕生日を迎えることが出来たことに感激しています。
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