議員日誌

新年度予算案に「やまぐちグリーン部材クラスター」事業が組み込まれる

 与党の「事業仕分け」で「知的クラスター創成事業」が「廃止」となりました。

 この事業は、地域クラスターの創成を目的に、山口地域を含め、本年度、全国4ヶ所が指定されました。

 山口地域の知的クラスター創成事業は、「やまぐちグリーン部材クラスター事業」として、県産業技術センターを中心に3大学、16企業が参加し今年度から取り組みが始まりました。

 私は、11月県議会で「知的クラスター創成事業が、その成果を多くの中小企業が享受出来、大学の基礎研究を阻害しないという課題をクリアできるなら、地域産業振興の重要な施策として評価する」として、知事に事業存続に向けた対応を求めました。

 知事は、(この事業が廃止されると)「本県におけるこれまでの研究開発成果を基にした省エネ, 省資源型の新技術、新製品開発といった、社会的、経済的にも意義深い研究開発の推進に、多大な影響を及ぼすものと憂慮」していると答えました。

 そして、「同種の事業を実施している33の関係道府県知事の連名で、事業の存続を求める緊急声明を発表した」とも答えました。

 このような努力の結果、来年度予算案に「地域イノベーションクラスタープログラム」予算が、約120億円計上されました。これは、今年度までの「知的クラスター創成事業」に匹敵する事業で、今年度の約135億円に比べれば約1割削減されましたが、予算は確保されました。

 この内、「やまぐちグリーン部材クラスター事業」が含まれるものは、「グローバル型」であり、約79億円が計上されています。昨年度が89億円でしたので、これも約1割削減されました。

 今年度「やまぐちグリーン部材クラスター事業」には、約3.6億円の予算が計上されていましたが、ほぼ1割削減の予算が計上される見通しとなりました。

 予算の1割カットがされたとはいえ、「廃止」の事業が復活したことは、質問した議員として喜んでいます。

 この問題に対し、引き続き、皆さんのご意見をお聞かせください。

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