議員日誌

消えた年金の早期解決を

 市内の80才になるFさんから相談を受けました。Fさんに、社会保険事務所から通知が届き、昭和34年からS38年にわたる36ヶ月分の年金の記録もれが分かりました。社会保険事務所も記録もれを認め、遡及できる5年分と時効の10年分の年金が支払われることになりました。

 Fさんは、長年たばこ屋を営んで来られましたが、特にタポス導入以来、コンビニに客が取られ、売上は激減しています。今受け取っている年金も月10万に満たない額です。

 Fさんの消えた年金が解消されれば、年額約17万円増えます。遡及される額も約280万に及びます。

 Fさんは、当初、今年度中には、過去の未払いの年金が支払われると説明を受け、首を長くして待っておられました。しかし、1月になっても2月になっても一向に年金が振り込まれないことから、昨日、私は、Fさんと一緒に社会保険事務所を訪ねしまた。

 対応した職員は、「現在、去年3月に受付を受けた『消えた年金』の対応を行っているところ。」「Fさんのケースは、今年の夏以降の対応にならざるを得ない。」「現在、全国の社会保険事務所から職員を派遣して、『消えた年金』の解消に努力しているところである。」という説明でした。

 説明を受けた場所は、事務所の2階でした。Fさんは杖を頼りに、時間をかけて昇り降りされました。

 全国で、Fさんと同じようなケースが山積していることは分かります。しかし、Fさんに、一日も早く「消えた年金」を返することを、国は、最優先して行うべきであることを痛感しました。

 Fさんに瑕疵はありません。全面的に責任は国はあります。「消えた年金」の早期解決を強く求めます。

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