議員日誌

厚生委員会が終わりました。

 厚生委員会の審議が、昨日、今日、行われました。昨日の審議の後、退職者の送迎会がありました今日は、朝から委員会の審議が行われ、終了は、午後4時でした。夜は、太極拳教室に参加し、先ほど帰ってきました。ほっと一息です。

 昨日の環境生活部の審議では、今まで、委員会の中で指摘してきた問題の前進がいくつかの点で明らかになりました。一つは、産業廃棄物適正処理指導要綱の改定が行われるということです。美祢市の産業廃棄物処理施設の設置の問題を通じて、関係地域の範囲の問題などを指摘してきました。現時点での整理が行われようとしています。二つ目は、山口県循環型社会形成推進条例の改定が行われるということです。私は、過去の議会で、フェロシルトが山口県にやって来る問題を指摘し、県外産業廃棄物の審査の徹底を要望しました。今回の条例の改定は、県外産業廃棄物の審査の徹底の強化するものです。三つ目は、食品衛生関係行政処分及び苦情等の処理に関する要領が改定されることも明らかになりました。私は、続いた湯田温泉地域での食中毒事案を受けて、行政処分のあり方の再検討を要望しました。今回は、その点などの改定が行われます。

 今日の健康福祉部の審議では、療養病床の削減問題を中心に審議しました。私は、医療費適正化計画と地域ケア体制整備構想が、骨子案から案になるにあたって、パブリックコメントが、合計1480件出されたにも関わらず、転換病床数や残存する病床数に全く変化がなかった問題を取り上げました。私の調査で、昨年と今年のこれまでのパブリックコメントを行った山口県の計画などで、意見が出された件数の第一位と第二位は、先ほどの二つの計画・構想であったことが明らかになりました。県民の意見が反映されないなら、パブリックコメントは形骸化します。

 また、審議の中で、県が、4153床の療養病床を残すとした根拠は、ほとんど国が示したマニュアル通りであったことが明らかになりました。全国では、療養病床削減率を一桁にしている自治体や、東京都に及んでは、療養病床を増やす計画の自治体が生まれる見込みです。このような自治体の存在と比較すると、山口県の国いいなりなりぶりがより鮮明になりました。

 このままでは、現在10050床ある県内の療養病床が4153床になりそうです。4月以降、全国の療養病床の削減率が出揃って、山口県の削減率がいかに全国で高水準なのかがこれから明らかになると思います。それから新たな運動が始まるのかも知れません。決して、県内で、療養病床の削減率が高いことに起因した悲劇を起こしてはなりません。

 

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