この夏、「リング」の中田秀夫監督による怪談が封切りされます。
この怪談の原作は、三遊亭円朝著「真景累ヶ淵」(岩波文庫)。今、この本を読んでいます。円朝は、幕末から明治にかけて活躍した噺家です。100年以上も前に書かれた作品なのに、落語そのままの表現で書かれてあるので、眼の前で人物が動くのがよくわかります。
この作品は、江戸時代に、いまの鬼怒川周辺で累という女が夫に殺されて、夫は再婚するが後妻5人が続けて怪死したとう事件を題材にしているそうです。
江戸時代の人々の話し方や想いが手に取るようにみえる作品です。彼の他の作品も読んでみたいと思います。
先日、川柳雑誌のエッセーに、「読書というのは忙しい合間を縫って読むから捗るもので、いつでも読めるという恵まれた環境になると、直ぐ眠くなったり気が散ったりして、全然捗らない。」とありました。作者は、退職した後の思いをこのように綴ったのです。
忙しい時だから、色んな本をこれらも読んでいきたいと思っています。
原作を読んで、8月4日からロードショーの「怪談」を観に行きたいと思いまうs。この世で一番恐ろしいのは、人間の情念なのかも知れません。
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