NHK連続テレビ小説「花子とアン」を観ています。
ドラマは、蓮子が宮本と駆け落ちし、山梨で赤ちゃんを産もうとするところです。
蓮子のモデルは、柳原白蓮だと言われています。
白蓮は、天皇の従妹として生まれ、筑豊の炭鉱王・伊藤伝右衛門と結婚します。
その後、東京帝大生の宮崎龍介と駆け落ちをします。これが、「白蓮事件」と言われています。
この辺りまでは、知っていたのですが、白蓮が宮崎と結婚した後の事は、7月15日のしんぶん赤旗文化欄での作家の永野朝子さんの小論で初めて知りました。
永野さんの小論の中に、白蓮が、龍介との間にできた二人の子どもを産み育て、長男が招集され、敗戦直前、空襲に見舞われて戦死したことが書かれてありました。
敗戦後、白蓮は、戦争で子どもを亡くした母親たちに呼びかけ「慈母の会」を結成したことも書かれてありました。
白蓮の原爆投下を悲しむ歌も掲載されていました。
「人の世にあるべきものか原爆の いくさは遠く根の国へゆけ」
永野さんは、この小論をこう結んでいます。
「いま、安倍政権が再び日本を戦争のできる国にしようとしている。しかし、『戦争反対』の声は連日、首相官邸をとりまき膨れ上がっている。その中に数多くの白蓮の姿が、ありありと、私の目には映っている。」
白蓮の戦後についてもっと知りたいと思いました。
白蓮の平和への想いを引き継ぐ夏にしたいと決意を新たにしました。
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