昨日の企業会計決算特別委員会の私の質疑で、H19年度、県立総合医療センター、診療材料管理業務委託の入札において、落札業者は、予定価格と全く同じ金額で入札していたことがわかりました。つまりこのケースは、100%落札だったのです。病院会計では、現在、予定価格の事前公表は行っていません。それなのに、なぜ、予定価格が分かったのか、予定価格と最後の1000円まで同じ金額の札を業者は入れることができたのか。横山事務局長は、「AとBの委託を一緒にした。今回の予定価格は、AとBの委託料をたした金額となった。AもBも落札業者がこれまで、仕事を受けていたので、入札金額と予定価格が同一になったと思われる。」と答弁しました。これこそ、県の予定価格の算定の甘さを暴露したものです。更に、入札には、結局、1社しか参加しておらず、入札という形態はとったもの実態は、随意契約そのものです。この業務は、昨年までは、随意契約でしたが、H19年度から入札となりました。しかし、この委託事業を開始した時から同一業者が受注しつづけ、今回の入札の結果、落札したのも同一業者です。結果として、この委託に対して、10年間同じ業者が受注しつづけている状況です。
最後に、今村部長が、「今後とも、公正な入札に努める」と答弁をしましたが、この事案は、行政と業者との癒着が疑われてもしかたがないケースだと思います。
引き続いて、明日は企業局の質疑です。この会計審議もしっかり準備して臨みたいと思います。
No comments yet.
コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。
メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。