11月29日から山口新聞に連載されている「扉を開けて ルポ ひきこもり」(第4部『再起』)を読みました。
「効率性を追い求め、困難を抱えた人を排除する」「寛容さのない世の中」が「ひきこもり」の方々を生んでいます。
札幌市で1999年からひきこもりの人の支援を行っている「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」の取り組みが紹介されています。
小学生の時にいじめに遭って以来、人に気に入られるよに生きてきたという20代の女性は5年間ひきこもり続けています。
彼女がネットワークに送った手紙の最後に「ここから出たい」と書かれてありました。
相談者は「ひきこもりの期間は次のステップへの助走段階としてとらえ、立ち止まって自分を見つめ直す作業をしていると考えてほしい」と返事をしました。
「沖縄 子どもの貧困白書」には、沖縄県における「子どもの貧困対策」について詳しく書かれています。
沖縄県ではどもの貧困を「子どもの貧困は、社会が生み出した課題です。その課題を根本的に解決するには、行政が責任を持って税金を投入してしっかり対応すべき」問題だと位置付けています。
ひきこもりの問題も社会が生み出した課題であり、行政が責任を持って対応すべき問題だと考えます。
この観点で見ると、秋田県が2016年度から実施している「職親」事業は注目すべきだと思います。
就労体験への協力事業所を募り、17年10月末時点で県内59か所に上ります。
先日、「悩みを抱える子どもたち」と題する出前講座を聴きました。
不登校は、最新データで宇部市で122人、山口県で1200人、全国で13万人に上ります。
一人一人の子どもたちが、それぞれ年齢の段階でそれぞれの居場所を見つけることが出来る行政のきめ細かい援助が強くもとめられていると感じました。
不登校やひきこもりについて皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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