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PFOS等含有泡消火薬剤が、宇部・山陽小野田消防局や山口宇部空港などに保管されていることが分かりました。

 私は、12月5日に一般質問で登壇しました。
 今日は、PFAS問題について報告します。
 まず、米軍岩国基地でのPFAS調査についてです。
 米軍岩国基地周辺のPFASをめぐり、岩国市は10月22日、国や県にモニタリング調査を依頼したと報じられました。
 9月県議会で、県は「岩国市の依頼内容を確認し、国とも連携しながら、調査の必要性について検討」すると答えました。
 私は、「岩国市からどのような依頼があったのか、県は、国との調査の必要性についてどのような検討を行っているのか」質しました。
 近藤環境生活部長は「岩国市からは、県において、過去に調査を行った環境基準を含め、公共用水域における水質調査で、PFASのモニタリングを継続的に実施するよう要望があった。県では、同様に岩国から要望を受けた環境省と11月から協議を始めており、来年度に向けて、岩国基地周辺の環境基準点等での調査の必要性を検討している」と答えました。
 私は、「国との調査はどのような内容で調整しているのか。調査を開始する時期はどうか」と質しました。
 近藤部長は「県では、環境省に、PFAS調査に対する考え方、調査の内容、調査のいろんな基準の見直しが検討されているなか、そういった対応に関する考え方を収集しながら、後は県において来年度に向けて、岩国基地周辺で観測地点、環境基準点とするのかどうか、あるいは観測回数をどうするのかどうか、そういった調査の必要性を検討しているところだ」と答えました。
 環境省は、8月にPFASに対する総合戦略検討専門家会議(第5回)を開きました。この会議での協議内容に基づき質問しました。
 まず、PFOS等含有泡消火薬剤の在庫量です。
 私は、①県内の消防機関、②山口宇部空港、③県内の自衛隊施設、④米軍岩国基地、以上、4施設の在庫量を質しました。
 佐藤総務部長は「環境省が11月1日に発表した調査結果によると、消防機関は5700㍑、自衛隊関連施設はでは、1920㍑在庫がある」と応えました。
 私は、「自衛隊、消防機関とはどこか、廃棄の見通しはどうか」質しました。
 総務部長は「消防機関は、宇部・山陽小野田消防局に5600㍑、美祢市消防本部に100㍑の在庫がある。PFOAを含まない泡消火薬剤と交換を進めていくと聞いている。自衛隊の関連施設の内訳は承知していないが、今後、PFOAを含まない泡消火薬剤の代替の促進を図っていくとのことだ」と答えました。
 大江土木建築部長は、「山口宇部空港では、PFOS等を含まない泡消火薬剤への交換を既に完了しており、現在、処分予定の3700㍑のPFOS含有泡消火薬剤を保管している」と答えました。
 私は、「山口宇部空港のPFOS含有泡消火薬剤の廃棄の見通し」を尋ねました。
 大江部長は「現在、処分の準備を進めているところであり、できるだけ速やかに処分する」と答えました。
 田中総務部理事は「国からは『米軍岩国基地については、令和4年12月までにPFOS等を含まない泡消火薬剤への交換を完了し、また、泡消火薬剤は、日本国内の許可された処分施設で廃棄処分を完了した』との説明を受けている」と答えました。
 国交省と環境省は、全国の水道事業者等に対し、PFOS及びPFOAに関する調査を実施、11月29日に結果を公表しました。
 私は、県内の結果を尋ねました。
 近藤部長は「当該調査は、令和2年度から本年9月までに水道事業者等が実施したPFOS及びPFOAの水質検査結果をとりまとめ、公表したもの。県内の調査結果は、全て、国が定めた暫定目標値内だった。なお、1市3町の6事業は、検査未実施となっている」と答えました。

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