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今日から空母艦載機部隊の着艦訓練が開始 岩国基地が予備指定 

 今朝の毎日新聞は、米軍岩国基地がFCLPの予備指定を受けたと次のように報じました。
 「中国四国防衛局(広島市)は、2日、米軍岩国基地(岩国市)の空母艦載機による陸上空母着艦訓練(FCLP)が4~15日、硫黄島(東京都)で実施され、悪天候などの際の予備施設に岩国など4基地が指定されたと、県や岩国市に通知した。岩国基地などの予備施設指定期間は8~14日で訓練時間は午前10時~午後10時。県などは通知を受けて3日、FCLPを硫黄島で完了し、岩国基地で実施しないよう国や米軍に要請した。一方、FCLPに引き続き実施される空母着艦訓練取得訓練(CQ)については『米側から情報を入手できていない』として情報提供がなかった。2023年のCQ訓練は4年ぶりに、岩国基地を拠点に九州沖で実施され、艦載機の一部が基地に帰還したため、市に騒音に関する苦情が寄せられた。県などは、CQについても硫黄島沖で実施して岩国基地に艦載機が帰還しないよう求めた。激しい騒音を伴うFCLPとCQは例年5月から6月にかけ、空母が母港の横須賀基地(神奈川県)から洋上展開する前に実施されている。」
 私は、1999年4月、県議会議員としての活動をスタートしましたが、当時は、岩国基地で夜間に行う夜間着艦訓練(NLP)が実施されていました。私は、2000年2月に岩国基地で実施されたNLPと、その後、神奈川県の厚木基地を視察した際にもNLPを体感しました。
 岩国市のホームページに、「夜間着艦訓練を行うときの騒音は最も激しく、その訓練の特殊性から他に類をみない激しい爆音を発生させ、基地周辺住民はもとより近隣町村へも家族団らん、受験勉強、睡眠、休養などにおいて多大な騒音障害を与える。」とあります。
 2018年4月の参院決算委員会で、日本共産党のにひそうへい参議院議員は、米軍の岩国基地航空運用マニュアルに、岩国基地では実施しないとしてきたFCLPの岩国基地滑走路を使った詳細な運用ルールが掲載されていたことを暴露しました。19年5月も、FCLPを前に、「事前集中訓練」と称して、岩国基地に配備されていなかった改良型光学着艦装置を使用して、着艦訓練を繰り返し爆音をと轟かせました。
 今回も、岩国地基地で、光学式着艦装置を使ったFCLPの「事前集中訓練」が行われないか監視する必要があります。
 岩国基地でのCQ訓練について23年5月29日付中国新聞は次のように報じました。
 「CQは洋上の空母で離着陸を繰り返す。約60機の艦載機が24日から順次、岩国基地を離れ洋上に転換し29日に完了したとみられる。市によると、滑走路の運用時間外の午後11時以降に70㏈以上の騒音測定は26日に6回、27日に10回あり、騒音の最大値が午前1時45分だった時点もあった。訓練期間中に176件の苦情が市に寄せられ、昨年の3倍に上った。」
 岩国日米協議会では、23時以降に岩国飛行場に着陸する場合は、事前通告することになっているにも関わらず、昨年は、通告なく23時以降の運用が行われました。
 冒頭の記事にあるように、山口県基地関係県市町連絡協議会は、岩国基地でのCQやFCLP前後の岩国基地での訓練について防衛大臣と中国四国防衛局長に要請しましたが、「米側に伝えた」など十分な回答が寄せられていません。
 このままでは、今年も岩国基地で、CQ及びFCLP前後の訓練が実施される可能性か否定できません。
 私としても、この問題をしっかり注視、しっかり発言していきたいと思います。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

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