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知事が同姓パートナーシップ制度の導入を明らかにしました

 今朝の毎日新聞は、村岡知事が定例記者会見で、LGBTQなど性的少数者のカップルが県がパートナーとして公認する『同姓パートナーシップ制度』を導入する方針を明らかにしたと次のように報じました。
 「村岡知事は23日の定例記者会見で、LGBTQなど性的少数者のカップルを県がパートナーとして公認する『同姓パートナーシップ制度』を導入する方針を明らかにした。村岡知事は『性の多様性を認め合う社会の実現に向けて取り組む』と力を込めた。2023年6月に性的少数者への理解増進法が成立したことを受け、県は庁内にワーキンググループを設置し、同制度の導入が可能かどうか検討。当事者団体からの要望や聞き取りを通じ、日常のさまざまな場面で『生きづらさ』を感じていることが分かり、導入する方針を決めた。今後、学識経験者や当事者団体、県内市町などで構成する『調整会議』を2月から開催。パートナーであることを宣誓する形式にするかなど具体的な制度設計を進め、要領案を作成し、導入時期についても協議する。同制度に関するチラシの配布など、周知広報にも力を入れるという。県男女共同参画課によると、全国では20都府県が同制度を導入済みで、公営住宅の入居申し込みで家族同様に扱うなどしている。県内では宇部市に加え、山口市も今春に導入する方針。村岡知事は『利便性を考えると県全体で取り組むのがふさわしいのではないか。安心して暮らせる環境を整備したい』と述べた。昨年、当事者らによるパレードを実施した『山口レインボープライド』の実行委員長の田中愛生さん(34)は『山口市は導入に時間がかかった分、同居要件をなくし一歩進んだ制度ができる。県も実情に合った制度を作ってほしい』と語った。」
 私は、これまでの議会で繰り返し、LGBTQなど性的少数者のカップルをパートナーとして公認する「同姓パートナーシップ制度」の導入を県に求めてきました。
 私は、直前の昨年11月県議会においても、LGBTに関するワーキンググループの検討状況について尋ね、藤田環境生活部長は「パートナーシップ制度などの事項等について、導入又は実施するかどうかを含め、当事者団体の意見や他県の例などを踏まえ、検討を進めている」と答えました。
 また、藤田部長は、パートナーシップ制度の他の都道府県の導入状況についての私の質問に「22年度までに導入済みが12都道府県、23年度導入済み及び導入予定が8県、24年度以降導入予定7県、合計27県が導入済み及び導入予定としている」と答えました。
 私は、過去の議会で繰り返し、同性パートナーシップ制度の導入を県に求めてきた議員の一人として、知事の判断を評価したいと思います。
 しんぶん赤旗は独自調査を行い次のように報じました。
 「今年1月末までにパートナーシップ制度導入(予定含む)の19都府県19政令市を含む386自治体について、住民基本台帳に基づく人口(23年1月1日現在)を集計しました。その結果、パートナーシップ制度導入自治体の人口は計1億11万人で、全人口1億2542万人の79・8%にあたります。」
 パートナーシップ制度導入済み、導入予定を明らかにした都道府県では28番目の表明となる山口県。全国の中で、最先端の制度となることを願っています。
 県内の当事者の声に応えた、すばらしい制度になることを願っています。
 宇部市の黒石・厚南・西宇部人権学習会(みなみかぜの集い)では、本日、トランスジェンダーの方をお招きして学習会を行います。
 私は、西宇部地区人権教育推進委員協議会会長して主催者の一人としてこの学習会に参加する予定です。(天候が心配されます)
 私自身も当事者の方々の声をお聞きする努力を継続させ、山口県の制度が充実したものになるよう、発言を継続させていきたいと思います。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

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