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保健所職員の過労死ラインを超える残業時間の実態を調査中

8月26日、参院厚生労働委員会で日本共産党の倉林参議院議員が、コロナ禍における保健所体制の強化について質問した内容を、しんぶん赤旗日刊紙は、次のように報じました。
 「日本共産党の倉林明子議員は25日の参院厚生労働委員会の閉会中審査で、新型コロナウイルス感染拡大の影響による保健所の深刻なひっ迫で職員の過労死ラインを超える残業時間が恒常化している問題を追及しました。倉林氏は、2021年に大阪府で月100時間以上の時間外勤務をした職員が858人に上り、200時間以上の職員は21人、京都府でも最大で月204時間にも上る時間外勤務の例があったと指摘。労働基準法33条の『公務のための臨時の必要がある場合』に時間外勤務を認めていることによって、残業が青天井になっているとして『過労死ラインを超えたら休養させること、インターバルの確保など国と地方自治体の責任で過労死を生まない措置が早急に必要だ』と迫りました。加藤勝信厚労相は『労働時間の縮減そのものが図られるような対策と職員の健康管理にしっかり対応するべく取り組んでいきたい』と述べ、具体策は一切答えませんでした。また、倉林氏は感染者数が過去最多となる中で『一般医療も災害級の崩壊状態だ』と強調し、『今後も行動制限を行わない考えか』と質問。加藤厚労相は『社会経済活動を維持しながら、リスクのある高齢者などを守るべく注力していきたい』として、行動制限には言及しませんでした。倉林氏は『新規感染者数を減らす対策を抜本的に取らないと救える命が守れない』と厳しく批判しました。」
 先日、娘がコロナ陽性となり、私が保健所からの電話を取りました。娘の検体を採取したのが金曜日、医師から陽性だと告げられたのが、土曜日の午後4時頃、保健所から娘の対応について電話があったのが、土曜日の午後7時半ころでした。
 私は、県内の保健所においても、職員が過労死ラインを超える残業時間が恒常化している実態があることを痛感しました。
 私は、県人事課に①今年4月~8月までの月80時間以上の時間外勤務をした職員の数と所属名②同じ期間内に月100時間以上の時間外勤務をした職員の数と所属名③同じ期間内に月最長の時間外勤務をした職員の勤務時間及び所属名と何月だったのか④時間外勤務を解消するために人事課が行った対応ーについて、8月29日付で、照会を行いました。
 来月中旬までに回答が届くことになっています。回答が届き次第、報告したいと思います。
 日本共産党県委員会が8月24日に行った厚生労働省への要望の中で①保健所の正規・常勤の人員増、施設・設備の拡充が可能となるように必要な財政支援を行うこと②たび重なるコロナ感染拡大の波によって、保健所のひっ迫状態が繰り返され、他部署や市町からの応援だけでは限界。臨時的に保健所の個所数を増やすことも含めて、保健所の抜本的な体制強化に本格的な支援を講じることーを求めました。
 県内でも保健所の体制が危機的な状況となっています。保健所の体制強化に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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