昨日、「イージス・アショア配備計画の撤回を求める住民の会」主催の「平和のつどい」が行われました。
テーマは、「『イージス・アショア配備計画』を通して見る国の政策に地方議会・議員の果たしうる役割とは」でした。
私は、戸倉多香子県議会議員、浅井朗太萩市議会議員とともにチューターを務めました。
昨日、萩市内で行われた「平和の集い」のチューター3名(左から、浅井萩市議、戸倉県議、私)
私が、冒頭発言した要旨は以下の通りです。
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平和のひろばにご参加の皆さん、県議会議員の藤本です。
2020年6月、河野大臣がイージス配備計画のプロセスの断念を表明しました。陸上イージス断念の背景の第一は、秋田・山口と連帯した地域住民の粘り強い運動があったことです。住民運動を科学者と地方議員が支援した取組が相まって、歴史的な断念に至ったと思います。
住民説明会などでの住民の疑問を議員が議会で発言し、県と市町が、何度も国に意見照会を行ったことも防衛省を追い詰めた一因だったと思います。
現在、住民の会が、イージス・システム搭載艦に関する申し入れを防衛省に続けていますが、住民の粘り強い運動を引き続き、科学者や国・地方議員がしっかり支援を続けていくことが重要だと思います。
私は、昨日、一般質問で、イージス・システム搭載艦の問題を取り上げました。陸上配備型ミサイル迎撃システムイージス・アショアは、秋田・山口への配備が破綻しましたが、防衛省は調達を決めたレーダーを艦船に搭載する検討を進めています。艦船の建造費は1隻約2500億円。最新のイージス艦より700億円以上高く、差額で護衛艦が1隻買えます。
昨年12月の防衛省が行った地元説明会で、私は、極超音速滑空弾は、イージス・システム搭載艦が捉えることができるかと質問し、防衛省整備計画局の担当者は「極超音速滑空弾への対応について防衛省で検討を行っているところ」と答えました。北朝鮮は、複数のミサイルを同時・連続発射する「飽和攻撃」を想定した訓練を行ったとも報じられています。
従来のミサイル防衛システムは破綻しているのに、巨額をかけてイージス・システム搭載艦を建造することを県はどう考えるのか質しました。これに県は「防衛政策は国において判断されるもの」と答えました。
防衛省は、イージス・アショアについて、我が国全域を最も効果的に防護できる配備先は、山口県内の一部地域と秋田県の一部地域だと述べています。イージス・システム搭載艦が、山口県内の一部地域に配備される可能性をどう考えるか質しました。
県は「イージス・システム搭載艦の運用について、現在、国において、検討が続けられているものと承知している」と答えました。
自らの問題と考えない県の姿勢を引き続き正していきたいと思います。
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会場から、山陽小野田市で建設が進む宇宙監視レーダーや長門市や萩市などで計画が進む巨大風力発電問題などで発言が相次いで出されました。
イージス・アショア配備計画の撤回を求める住民の会では、7月26日に、イージス・システム搭載艦整備計画の撤回を求め、電話で、防衛省との交渉を行う予定です。私は参加したいと思っています。
イージス・システム搭載艦に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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