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部長が「県内全てのローカル線の維持及びコロナ後のダイヤ復活」をJRに要望すると答弁

 2月16日、JR西日本の長谷川一明社長は記者会見で、ローカル線に関する課題認識として「輸送密度が1日当たり2000人未満の線区は、大量輸送機関として鉄道の特性を発揮できていないと考えており、このままの形で維持するのは難しい」と述べました。
 1日当たり2000人未満の線区は、県内では、山陰線の益田~長門市、長門市~小串・仙崎、岩徳線の岩国~櫛ケ浜、山口線の宮野~津和野、小野田線の小野田~居能等、美祢線の厚狭~長門市が該当します。
 1月25日、中国地方知事会は、JR西日本に対し「JR西日本への地方ローカル線の維持・存続に関する要望」書を提出しました。
 私は、3月8日に行った一般質問で、中国地方知事会の6点の要望項目全てに賛同し、機敏な要請を評価するとした上で、次の2点は、JR西日本に実行を迫る必要があると指摘しました。
 第一は、「鉄道は広域ネットワークでつながっていることが重要であり、区間ごとに数字で判断することなく、適切に堅持されること」との要請です。
 第二は、「コロナ収束後は、令和3年のダイヤ改正による減便も含め、速やかにダイヤを復活すること」との要請です。
 令和3年のダイヤ改正で、県内におけるJR線の減便の合計は32本、令和4年のダイヤ改正で、県内におけるJR線の減便は合計は16本。コロナ禍で県内におけるJR線の減便は、合計48本になっています。
 私は、「県は、市町と連携し、県内全てのJR線が維持されるよう引き続き、JR西日本に要請すべき。県は、市町と連携し、コロナ収束後は、令和3年のダイヤ改正による減便も含め、速やかにダイヤを復活するよう引き続き、JR西日本に要請すべき」と質しました。
 三坂観光スポーツ文化部長は「昨年3月のJRのダイヤ改正において、山陽線をはじめ多くの路線で減便や最終列車の繰り上げが実施されたことから、県としては、JR西日本に対して、運行本数の維持・確保とコロナ収束後のダイヤ復活について要望を行ったところだ。また、本年3月のダイヤ改正やJR西日本長谷川社長のローカル線見直しに関する発言を受け、地方共通の課題として、中国地方知事会において、ローカル線の維持・存続に関する要望を行ったところだ。県としては、ローカル線が沿線住民の生活を支える重要な移動手段であるとともに、地域経済を支える重要な基盤であることから、沿線市町と連携し、JR西日本に対して、県内全てのローカル線の維持及びコロナ後のダイヤ復活について、引き続き要望してまいる。」と答えました。

  三坂部長の「県内全てのローカル線の維持及びコロナ後のダイヤ復活について、引き続き要望してまいる」との答弁を評価したと思います。

 私も、引き続き、県内のローカル線維持のために必要な発言を続けていきたいと思いますので、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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