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自衛艦「いずも」に米軍機F35Bが着艦テストとの報道受け申し入れ

 12日、日本共産党の大平よしのぶ前衆議院議員、松田一志岩国市委員長、向瀬慎一島根県西部地区委員長は、岸信夫防衛大臣に、二つの要請を行いました。
 第一は、「空母化をめざす自衛艦『いずも』の岩国基地寄港に関する」要請です。
 護衛艦「いずも」が米軍岩国基地に帰港しました。「いずも」寄港目的は、F35ステルス戦闘機を自衛隊で運用するためのテストが目的だと報じられています。海上自衛隊呉基地を母港とする「かが」も「いずも」同様にF35Bの運用を目指すとされています。
 要請書は、「そうした事態の変化と米軍岩国基地の港湾施設の運用が連動しているのは、大変重大な問題で看過することは出来」ないとして、次の点を要請しました。
①最近、米軍岩国の港湾施設の運用が活発になってきているが、この港湾施設の概要について改めて説明を求める。
②米軍岩国基地に空母艦載機が移駐して以降、港湾施設の運用が活発化し、ついには海上自衛隊の空母化をめざす「いずも」も寄港してきた。こうした事態は、米軍岩国基地の機能強化そのものであり看過できるものではない。米軍に対し、港湾施設の運用について制限を設けるよう要請すること。
 第二は「米軍岩国基地所属の米海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機F35Bの2機が益田市の萩・石見空港に緊急着陸」したことに対する要請です。
 10月5日午後4時55分頃、米軍岩国基地所属の米海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機F35Bの2機が益田市の萩・石見空港に緊急着陸しました。燃料補給が目的とされていますが、米軍側から事前連絡はなく、緊急着陸を目撃した益田市の住民からは「地響きがするほどの轟音で怖かった」との声が出されています。
 要請項目は次の2点です。
①同空港では1999年6月、2002年8月にも岩国基地所属の米軍機が緊急着陸しており、再発防止を米軍に求めること。
②岩国基地が極東最大の米航空基地(所属機計約120機)となったことで、騒音や飛行事故など周辺住民への危険性が高まっている。島根県西部での無法な低空訓練は中止するよう米軍に求めること。
 13日のしんぶん赤旗「日刊紙」は、この要請行動を報じ、「防衛局担当者は『艦船の一時的寄港は基地機能の変更に該当しない』『周辺に影響を及ぼさないよう予防着陸を行ったと認識している』などと答えました。大平氏は『住民の声を聞くと、なし崩し的に自衛隊・米軍が一体化し、戦争する準備をしているとの不安が広がっている。基地機能強化の制限、低空飛行訓練中止を求めるべきだ』と訴えた。」
 自衛隊呉基地と米軍岩国基地が日米の空母の拠点となり、日米合同での艦載機の着艦訓練が行われたことは重大です。
 集団的自衛権行使は出来ないとする日本で、空母を保有できないのは当然です。
 なし崩し的に、自衛隊の艦船にF35Bを着艦させる訓練を行うことは許されません。
 「空母化」されている自衛艦「いずも」が米軍岩国基地に帰港し、米岩国基地所属機のF35Bが着艦訓練を行ったと報じられています。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

  13日付中国新聞に参議院補選の候補者の米軍岩国基地問題のアンケート結果が掲載されていました。

 自民党候補は、「岩国基地は我が国の防衛に極めて大きな役割を担っており、基地周辺でも安心安全に生活や生業が続けていけるよう、住民の皆さまには多方面から手厚い支援策が必要」と答えました。

 今後、更に基地の機能強化が行われても、「支援策」で解決していこうというのでしょうか。

 日本共産党の河合候補は次のように回答しています。

 「国や県は、沖合移設前と比較して、生活環境への影響は軽微としているが、沖合移設後と比較すべきであり、ゴマカシ。戦闘機は倍加しており、著しく悪化しているのが実態。」

 住民の安心安全を大前提に、艦載機部隊そのものの存在について精査し、国にものを言う、国会議員の存在が今こそ必要です。

 選挙区の国会議員は、衆参通じて、自民だけ男性だけと偏った山口県です。

 今こそ、野党の女性国会議員を誕生させましょう。その事が、岩国基地の問題を国に届ける点でも重要です。

 参院補選に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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