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県内の学校の行動基準が最も重い「レベル3」に

 県教育庁学校安全・体育課長は、8月25日、各県立学校長に、「『新しい生活様式』を踏まえた学校の行動基準における地域の感染レベルについて」という文書を発出しました。
 山口県は、8月25日に「山口県新型コロナウイルス感染症対策本部」第26回本部員会議を開き、新型コロナウイルス感染症分科会提言における分類を「ステージ4」にしました。
 文部科学省は、今年の4月28日、「『学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル』~『学校の新しい生活様式』Ver6を発出しました。
 「新しい生活様式」を踏まえた学校の行動基準は、レベルが1~3あります。
 新型コロナウイルス感染症分科会提言におけるステージ4は、「新しい生活様式」を踏まえた学校の行動基準では、レベル3に相当します。
 レベル3は、身体的距離の確保を「できるだけ2㍍程度(最低1㍍)。感染リスクの高い教科活動は行わない。部活動については個人や少人数での感染リスクの低い活動で短時間での活動に限定としています。
 県教育庁は、前述した文書で「この度、県教育委員会では、県内の新規感染者数等、モニタリング指標の状況を踏まえ、県知事及び県衛生主管部局と協議の上、令和3年8月26日から、県立学校における地域の感染レベルを『レベル2』から『レベル3』に変更することを決定しました。」とし、県立学校学校長に周知しました。
 併せて、県教育庁は、先述した文書を各市町教育委員会教育長に送付しました。
 県教育庁が8月25日に、各県立学校長に発出した事務連絡には、二つの文書が示されています。
 一つは、「地域の感染レベル『レベル3』における部活動(運動部・文化部)の対応について」です。
 県教育庁は、この事務連絡で、部活動について「活動場所は、原則校内とすること。可能な限り感染及びその拡大リスクを低減させながらなるべく個人での活動とし、少人数で実施する場合は十分な距離を空けて活動すること」などを伝えています。
 二つは、「地域の感染レベル『レベル3』への移行に伴う随時PCR検査実施の対象追加について」です。
 県教育庁は、この事務連絡で、随時PCR検査実施の対象として「県内で行われる大会・行事等」についても加えることとしたことを伝えています。
 具体的には、①高体連主催の支部大会②高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会をPCR検査対象大会・行事に追加するとしています。
 県教育庁は、初めて、「新しい生活様式」を踏まえた学校の行動基準を最も重い「レベル3」としました。
 文中で指摘したように、文科省のマニュアルで「レベル3」は、「できるだけ2㍍程度」の身体的距離を確保するよう求め、レベル3の地域は、1クラス20人でようやく教室内で児童生徒間の距離が確保できるとしています。
 分散登校など「レベル3」に対応した緊急的な対応が求められます。
 そして、一日も早く少なくとも「30人学級化」に踏み出すことが、「レベル3」となった山口県に求められていると強く感じます。
 県内の学校の感染レベルが3に引上げられました。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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