昨日の山口新聞は、「米海兵隊岩国基地所属部隊の戦闘部隊で、重大事故につながりかねない規則違反が横行している実態が2日、第一海兵航空団の調査報告書で分かった。」と報じました。
報告書の中身については次のように報じました。
「報告書は高知県沖で第242(全天候)戦闘攻撃機と別の部隊のKC-130空中給油機が接触した事故と、2016年4月に沖縄県沖で起きたFA18とK130の接触事故を調査した。もともと高知だけが対象だったが、調べの過程で沖縄事故の存在がクローズアップされ、上部組織の第一海兵隊航空団が正式調査を指示した。沖縄事故は日本側に報告していなかった。いずれも空中給油中に発生し、同じ攻撃中隊に所属するFA18側に責任があった。報告書は相次ぐ事故の背景として、部隊内に『薬物乱用、アルコールの過剰摂取、不倫、指示違反といった職業倫理にもとる事例』が存在したと指摘した。調査後、第一海兵隊航空団は隊長ら4人を更迭した。報告書によると隊長も機内で酸素マスクを外した姿を撮影し、通信アプリのプロファイルに掲載していた。隊員の携帯電話から16年10月に夜間の空中給油を撮影した動画も見つかったという。沖縄の事故から約半年が経過していたが、規律は失われたままだった。高知の事故では乗員2人から睡眠導入剤の成分が検出され、飛行任務に不適格だった可能性があると判断している。睡眠導入剤を無許可では処方しない軍医に対して不満を抱く隊員同士の通信アプリのやりとりもあった。」
山口新聞に対し、元岩国市議の田村順玄さんは次のように語っています。
「危険極まりない行為だ。事故につながる恐れがあり、すぐに飛行を停止すべきだ」
同じく、沖縄平和センターの大城悟事務局長は次のように語っています。
「怒り心頭だ。日本政府は遺憾と言うだけでなく、飛行を停止させるなど、行動で示すべきだ。」
長年基地問題に取り組んできた方たちから「飛行停止」を求める事態だとの指摘がされています。
「日本を守る」という大義が大きく揺らいでいます。
日本国民の安心さえも守れない存在ならば、在日米軍の戦闘機の訓練のための飛行などの停止が求められると私も感じました。
11月13日に、日本共産党山口県委員会主催で省庁とのレクチャーを行う予定です。
防衛省ともレクチャーを行う予定です。この問題も大きな論点になると思います。
この問題をしっかり調査し、今月から始まる11月県議会でしっかり議論したいと思います。
この問題に対するご意見を藤本までお寄せください。
No comments yet.
コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。
メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。