議員日誌

県内の外国籍の子どもの内、31人が不就学か

 昨日、文部科学省総合教育政策局は、「外国人の子どもの就学状況等調査結果(速報)」を発表しました。

 全区市町教育委員会を対象に今年5月1日時点で小中学生にあたる外国籍の子どもの就学状況を調べました。

 対象となった外国籍の子どもは12万4049人です。

 調査結果によると、国内にいる外国籍の子ども1万9654人が、小中学校などに通っていない不就学の可能性があります。

 これは、住民登録されている約12万4000人の16%に上る数字です。

 山口県の外国籍の子どもは382人です。その内、不就学が2人、就学状況が確認できない子どもが20人、その他が9人。

 合計31人の子どもが小中学校などに通っていない不就学の可能性があります。

 県内の外国籍の子どもの内、約8%が不就学の可能性があります。

 文部科学省総合教育政策局は、昨日、「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(2018年)」の結果を公表しました。

 この調査は、2018年5月1日現在の状況を調査したものです。

 県内の日本語指導が必要な外国籍の児童生徒の数は、98人。前回の2016年調査は70名でしたので、140%に増えています。

 県内の日本語指導が必要な日本籍の児童生徒の数は、38人。前回調査は36人でしたので、106%に増えています。

 県内の日本語指導が必要な児童生徒の数は、136人。前回調査が106人でしたので、128%に増えています。

 外国人労働者の受け入れを拡大する改正出入国管理・難民認定法が施行されてまもなく半年となります。

 昨日の読売新聞は、外国人労働者の生活を支える「登録支援機関」が県内で21機関に上っていると報じています。

 これから県内でも外国籍を持つ子どもが増加することが予測されます。

 県内の外国籍の子どもたちに教育の場を提供する体制整備が求められています。

 国際人権規約に基づき、外国籍の子どもたちは、就学の希望があれば、各教育委員会が日本人と同じ教育を受ける権利を保障することとなっています。

 外国籍の子どもたちの学ぶ場の一つが、夜間中学です。

 山口県に夜間中学が必要です。私は、月曜日に、山口県に夜間中学の開設を求める質問を行う予定です。

 夜間中学の問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

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