議員日誌

陸上イージス 適地調査強行は許されない

 昨日、安倍政権が萩市に配備しようとしているイージス・アショアについて防衛省が行う第三回目の説明会が萩市民館で行われました。

 昨日の説明会には、130名の市民が集まりました。防衛省の戦略企画の五味課長が、イージス・アショアのレーダーが人体や環境にどのような影響を与えるかについて説明しました。

イージス第三回説明会

 イージス・アショアに係る第三回説明会

 五味課長は、「イージス・アショアは、わが国を守るための重要な装備品である。皆さんへの健康に重大な影響を与えるものではない」などと答えました。
 防衛省は、現在、自衛隊のむつみ演習場を配備候補地として、地質・測量調査を行う入札を行っています。業者を決定する=開札を当初は8月2日に行う予定でしたが、9月12日に延期しています。
 住民からは、開札の再延期はあるのかとの質問が出されましたが、五味課長は、「住民に丁寧な説明をするためにも、調査はしっかり行いたい。」と述べ、開札の再延期はせずに、9月12日には、調査を行う業者を決め、調査に入ることを宣言しました。
 防衛省は、来年度の財務省への概算要求に、イージス・アショア導入に向けてレーダー本体2基の設計費など2352億円を計上しているとも説明しました。
 防衛省は「住民に丁寧に説明する」と言いながら、萩市にイージス・アショア配備ありきで行程を強引に進めようとしています。
 安倍政権は、沖縄に辺野古新基地建設を押しつけ、岩国には、空母艦載機部隊を押しつけ、萩市にはイージス・アショアを押しつけようとしています。
 辺野古新基地建設も、沖縄や岩国など在日米軍基地の駐留根拠も、朝鮮有事のためです。米朝首脳会談で、朝鮮戦争の終結が議題となった今、朝鮮半島での平和のプロセスが成功すれば、辺野古新基地も岩国基地を含む在日米軍基地の駐留根拠が消滅します。
 更に、朝鮮半島の非核化を目指す平和のプロセスが成功すれば、イージスアショア配備の根拠が消滅します。
 今、行われている自民党総裁選では、朝鮮半島の新しい平和のプロセスを前に進める議論は全く行われず、改憲議論が「最大の争点」とされていることは重大です。
 自民党は、憲法9条を壊す議論ばかりするのではなく、9条を守り生かし、朝鮮半島で始まった平和のプロセスを前に進めるために力を尽くす時です。平和のプロセスが進む中で根拠を失いつつある辺野古新基地も岩国基地強化もイージス・アショア設置も進めるべきではありません。

 イージス・アショアに対する住民の理解は不十分です。防衛省は、陸上自衛隊むつみ演習場での適地調査を強行すべきではありません。

 イージス・アショアの適地調査が強行されようとしています。皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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