議員日誌

いのちをいただく

 昨日、浄土真宗本願寺派山口教区宇部北組の初組会が行われました。

 2年間務めた宇部北組門徒総代会長を退任しました。

 山口教区会議員は、引き続き、務めることとなります。

 その際に各寺院に配られた、浄土真宗本願寺派重点プロジェクト推進室作成の「いのちをいただく」というパンフレットを読みました。

 浄土真宗本願寺派では、食前のことば「多くのいのちと、みなさまのおかげにより、このごちそうをめぐまれました。深くご恩を喜び、あたりがたくいただきます。」と食後のことば「尊いめぐみをあおいしくいただき、ますますご恩報謝につとめます。おかげで、ごちそうさまでした。」を唱和します。

 パンフレットいは、「いただきます」「ごちそうさま」のことばに込められた3つの心について次のように書いています。

 「まず、一つに食事を作ってくださったお母さんやお父さんをはじえとする家族、調理人やコックなど、私たちに直接料理を作ってくださっている方々への感謝。二つめには、私たちに食材を届けてくださっている農家や漁師、畜産や流通に携わっている方々への感謝。そして三つ目は本来一番大切な心持のはずなのですが、一番忘れられている心もち。それは、私たちが今日食事としていただいたお米も魚もお肉も野菜も、すべていのちであること。いただきます、ごちそうさまは、それらの多くのいのちに感謝することばなのです。」

 パンフレットは、食品ロスのことを次のように書いています。

 「日本国内における年間の食品廃棄量は、食料消費全体の3割にあたる約2800万トン。このうち、売れ残りや期限を越えた食品、食べ残しなど、本来食べられたはずの、いわゆる「食品ロス」は約632万トンとされています。これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量(平成26年で年間約320万トン)を大きく上回る量です。また、日本人が一人当たりに換算すると、『お茶碗約1杯分(約136g)の食べ物』が毎日捨てられている計算となります。日本の食糧自給率は39%(平成27年度)で、大半を輸入に頼っていますが、その一方で、食べられる食料を大量に捨てているという現実があるのです。」

 家庭における食品ロスは全体の約半数にあたる年間302万トンだとあります。

 各家庭でも食品ロスを考えたいですね。

 パンフレットには、外食での食品ロスを減らす目的で、ドギーバック普及委員会が提唱する「事故背人表明カード」の普及や、宴会の時に最初の30分と最後の10分自席で食べる「30・10運動」や期限が間近の食品や規格外品を有効活用する「フードバンク活動」などが紹介されています。

 浄土真宗本願寺派としてもお寺のお供えものを提供する「おてらおやつクラブ」や「子ども食堂」の取り組みを進めていくことが提唱されています。

 このまま人類がいのちが粗末にされつづけると、人類の存続そのものが危うくなるでしょう。

 政治に携わるものとして、いのちを大切にする行政の仕組みを作っていくことが政治に求められていることを学びました。

 食品ロス日本で約632万トン発生しています。皆さんはこの状況をどうお考えですか。

 ご意見をお聞かせ下さい。

 

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