議員日誌

臨済宗相国寺派管長 有馬頼底さんが「安倍改憲」反対訴える

 明日付のしんぶん赤旗日曜版に、曹洞宗相国寺派管長 有馬頼底さんがインタビューで登場しています。

 有馬さんは、金閣寺・銀閣寺の住職でもあります。有馬さんは、安倍首相がめざす9条改憲に反対の声をあげ続けており、「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」の発起人の一人です。

 有馬さんは、「仏教の根本は、不殺生です。お釈迦様は戒律の第一に挙げています。生きとし生けるものをいつくしむことです。人と人が殺しあう戦争などしてはならない。この教えを世界に広げるために微力をつくすことが仏教を説く者のつとめだと思ってきました。だから私は戦争反対、憲法9条を守れとずっと訴えてきました。そうでなければ仏教者の値打ちはないと思っています。」と仏教者として平和を守る先頭にたつ決意を述べておられます。私も念仏者9条の会の会員として有馬さんの訴えに共感する一人です。

 有馬さんは、安倍改憲について「悲惨な戦争を体験した日本は憲法9条で、もう戦争しないと誓いました。戦争しない国になったはずです。ところが、安倍首相は、9条1項、2項はそのままにして、自衛隊を書き加えるという。そうなれば「自衛」という名目さえあればみずから戦争する国になってしまう。この前の安保法で、安倍内閣は集団的自衛権の行使を認めました。日本が攻められなくても、アメリカのための戦争に参加するということです。憲法違反と批判されましたが、今度は憲法そおもの変えてしまおうという。安倍首相はどこまで米国の顔色をみて政治をするのか。アホなことするなと言いたい。」と訴えます。

 有馬さんは、いま84歳で戦争を知る最後の世代です。こんな体験を語っています。

 「戦後いっしょに訪中した人のなかに元陸軍中尉がいました。宣昌というところで断崖を見下ろしながらおいおい泣くんです。「なぜ」と聞くと、この断崖から上がってくる中国の兵士を毒ガスを浴びせ、大勢殺したという。泣きやまない元中尉に私は、『今後、絶対に戦争をしないとみんなで言っていきましょう。それがあなたの生きる道ですよ』と言いました。憲法9条はそんな人々の苦しみ、思いが込められているんです。」

 有馬さんは、「安倍改憲」反対を投票で示そうと訴えます。

 「憲法9条を守るのは結局、国民です。選挙で『安倍改憲』反対の国会議員を選ぶことができるし、国民投票で拒否もできます。国民が日本の進む道を決めるのです。今こそ国民が憲法9条を守るために、大同団結しないといけない。日本共産党や『赤旗』がそのことを呼びかけているのはその通りだと思います。安倍改憲に反対し、憲法9条を守ることは共産党のためでも、民進党のためでもない。国民のためです。私も国民のために役立ちたいと思っています。」

 いよいよ総選挙です。「安倍改憲」反対の国会議員を選びましょう。

 私も候補者の一人として全力を尽くす決意です。

 「安倍改憲」を皆さんはどうお考えですか。ご意見をお聞かせ下さい。

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