昨日、宇部市立厚南中学校PTA総会が行われ、私がPTA会長に選出されました。
今年は、創立70周年の年です。体育館の建て替え中でもあります。
今年度と体育館が竣工する次年度で創立70周年記念事業を行う予定です。
これまでの経験を生かしてPTA活動にしっかり取り組んでいく所存です。
私は、PTA会長就任挨拶で、文部科学省が28日に公表した2016年度の公立小中学校教員の勤務実態調査の速報値に触れました。
中学校教諭の約6割(57.6%)が週60時間以上勤務しており、過労死の目安とされる水準を超過しています。
中学校教諭の土日、部活動の指導(平均回答時間)が、10年前の前回調査より1時間6分増え、2時間10分となりました。
中学校での土日の部活動の指導時間が、10年前より倍増しているのです。
29日付しんぶん赤旗日刊紙で全日本教職員組合の小畑雅子書記長は「文部科学省の調査によって、原則として教員に超過勤務させることを禁止している給特法や労働安全衛生法に照らして違法な時間外勤務を、多くの教職員が強いられている実態が明らかになりました。子どもの教育にとっても、労働者の生活と権利にとっても大変な問題です。文科省がこの実態に真摯に向き合い、教職員定数の抜本的改善、給特法の改正など実効ある長時間過密労働解消の取り組みをすすめることを強く求めます」とコメントしています。
昨年秋、国の財政制度等審議会で、教職員定数を削減すべきとの意見が出された時に、日本PTA全国協議会は、「教職員定数削減に反対する緊急要望書」を提出しました。
日本PTA全国協議会の要望書には「学校において子どもたちが豊かな学びを実現するには、実際に運営を担う教職員の質の向上とともに教職員の体制の充実が極めて重要です。」とあります。
私は、日本PTA全国協議会のこの要望書の主旨を評価しつつ、私としても、教職員定数の増を可能な場で求める発言をしていきたいと思っています。
その上で、学校において子どもたちが豊かな学びを実現するために、PTAとして何ができるのかを役員の皆さんと一緒に考えて、少しづつ実践していきたいと思います。
中学校教諭の約6割が過労死ラインを超えいる実態を皆さんはどうお考えですか。ご意見をお聞かせ下さい。
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