議員日誌

萩・見島の基地機能強化

 24日付中国新聞は、「朝鮮半島情勢を巡る緊張が高まる中で、萩市沖の日本海に浮かぶ見島の軍事的な機能が強化されている。新たに弾道ミサイルに対応する能力のあるレーダー施設が、同島の航空自衛隊分屯基地で建設中だ。今月、領海などを守る拠点機能を保つため、国の特定地域に指定された。」と報じました。

 特定地域について、中国新聞は「今月1日には、中国地方では隠岐諸島とともに特定有人国境離島地域に国が指定。支援策として島民の運賃補助(半額程度)が導入され、地元の農産物品の輸送費補助も拡充された。」と報じました。

 見島分屯基地の機能強化について、中国新聞は「航空自衛隊の西部航空警戒管制団第17警戒隊が配置されている見島分屯基地は、弾道ミサイルを探知するレーダー施設への更新が進む。中国四国防衛局のホームページによると鉄筋4階立てと同平屋の局舎が本年度中の完成を予定。航空機の探知能力も高まるという。鉄筋地上3階地下1階の隊庁舎も耐震化で建て替えている。」と報じました。

 中国四国防衛局のホームページを見ると、見島分屯基地関係で、昨年9月3日からの工期の工事が3件あります。

 予定価格約14億8千万円の「見島局舎等新設建設追加工事」。

 予定価格約3億9千万円の「見島局舎新設電気その他追加工事」。

 予定価格約1億4千万円の「見島局舎等新設機械追加工事」。

 隊庁舎新設(鉄筋コンクリート造地上3階建て地下1階建て 延べ床面積約5.170㎡×1棟)に関わる入札です。

 工期は、来年の3月31日までとなっています。

 中国新聞の取材に同隊は、「北朝鮮情勢にかかわらず、警戒監視業務を24時間365日、常続不断の態勢で実施する」と答えています。

 以前から、自衛隊の分屯基地があるとはいえ、弾道ミサイルを察知するレーダー施設(鉄筋4階建ての庁舎)が建設されることに対して、萩市見島に暮らす458世帯、829人の住民に説明は行われているのでしょうか。

 朝鮮情勢が緊迫すると、この基地が標的になることも予想をされます。

 基地機能強化にあたって、地元住民の声が反映されているのか心配です。

 萩市見島の自衛隊分屯基地が機能強化されようとしています。

 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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