今朝の朝日新聞の文化欄に、梅原猛さんが京都で行った講演の内容が報道されていました。
梅原さんは、「戦後70年を顧みて」と題して、初代所長を務めた国際日本文化研究センターで講演をしました。
梅原さんは、京都大学入学直後に徴兵され、終戦は熊本県内の舞台で迎えます。「原爆が広島と長崎に落ちなかったら、九州に米軍の上陸があって、自分がひとたまりもなく死んでいたと思う。今でも、原爆の犠牲者には非常にすまないという気持ち」と語ります。
生涯の研究テーマとした日本文化の本質について梅原さんは「人間が共存して、同時に生きとし生けるものがすべて共存する一種の理想が含まれる」と分析します。
憲法9条について梅原さんは「9条には、将来の人間の理想が含まれているんじゃないか。そこには、日本の伝統がある。同時に世界の伝統があり、人類の未来の理想が含まれている」と語りました。
以上、朝日新聞の記事を引用しました。
9条の原則を戦争法を成立させないがしろにした安倍首相に、梅原さんの言葉を突きつけたいと思います。
人類は英知を持っています。戦争を回避するために、その英知を発揮する時です。
梅原さんは「9条の会」の呼びかけ人の一人です。
これからも梅原さんに学びながら、9条が活きる日本を作っていくために力を尽くしていこうと決意を新たにしました。
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