安保法案に関して昨日の新聞の社説は興味深いものでした。
毎日新聞は、昨日「成立断念して出直しを」とする社説を報じました。
「自衛隊の活動は、国民の理解と与野党の幅広い同意のうえで成り立ってこそ、安定したものになる。国民の半数が十分に納得し、主要野党の賛同を得られない限り、自衛隊の活動を拡大する法案を成立させるべきではない。国民の後押しがないまま、自衛官を命の危険がある海外での活動に送り出してならない。」とした上で「安倍政権は法案成立を断念すべきだ。」と結論づけています。
山口新聞は、昨日、「次期国会へ先送りが筋」とする社説(視点論点)を報じました。
「首相は安保法案に関し『国民の理解を得られるよう丁寧な説明をしていく』と強調してきたが、それが実践されたとは言い難い。」として上で「世論の支持が得られない以上、少なくとも次期国会に先送りするのが筋だろう。」と結論づけています。
山口新聞は下関市に本社があり、これまで地元選出の安倍首相の動向は好意的に報道していた感があります。
その山口新聞が、安保法案を「次期国会へ先送りが筋」と書いたことは重大です。
安倍首相は、昨日の毎日新聞の社説、そして、地元の山口新聞の社説を正面から受け止め、戦争法案の今国会での成立を断念すべきです。
戦争法案に対する皆さんのご意見を引き続きお聞かせ下さい。
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