今年最初に読んでいるのは、米澤穂信さんの「満願」です。
この本で、米澤さんは、山本周五郎賞を受賞し、第151回直木賞候補になりました。
この本が、「ミステリが読みたい!」(早川書房)、「このミステリーがすごい!」(宝島社)、「週刊文春ミステリーベスト10」(文芸春秋)の国内部門でそれぞれ1位に選ばれ、ミステリーランキング3冠を達成しました。
この本は、6つの短編で成り立っています。最初の「夜警」を読みました。
ある若い警察官の殉職を扱った作品ですが、後半に「なるほど」を声を出したくなるミステリーの要素が含まれています。
その上、人生について考えさせる深い内容になっています。
ミステリーランキング3冠獲得が納得できる作品です。
米澤さんの作品は、古典部シリーズのさわりを少し読んだだけですが、10年のキャリアを積み、この作品は、大作家の風格を感じさせるものです。
米澤さんは、今年で37歳になる若手作家です。
これからの成長がもっともっと期待できる作家だと思います。
米澤さんが、この作品で直木賞を受賞し、更に成長されることを願っています。
今年は、米澤作品に注目したいと思っています。
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