山口県では、小中学校の35人学級化は完了し、30人学級化に向けて、昨年度より県内10校を実践研究指定校として選定し、小学校1年生の30人学級化に取り組み、その実践を研究しています。
今年度は、7月25日に、「30人学級化に関する実践研究指定校連絡協議会」が県庁内で行われました。
その時に配布された県教育委員会が作成した資料を最近見る機会を得ました。
この中に昨年度の取組みのアンケート結果がありました。紹介したいと思います。
まず、学級担任アンケート結果です。
学級担任には、平成24年度と平成25年度を比較し状況を聞いています。
平成24年度は、「自分の持ち物を整理できない児童がいる」が80%ありましたが、30人学級化した平成25年度は、62.2%に下がっています。
同じく、「よい姿勢を保つことができないで、机に伏せたり椅子をゆらしたりする児童がいる」が。77.1%から40.0%に下がっています。
更に、「学校にうまく適応できず、学校を休みがちだったり、保健室登校をしたりする児童がいる」と答えた担任の割合の減少率が高くなっています。
全ての項目で数字が下がっていました。
次に保護者へのアンケートです。
「学校が楽しいと子どもたちが言っている」と答えた保護者が、69.1%もいました。
私は、今年の3月議会を始め、繰り返し、30人学級を研究から実施へと質問を行ってきました。
この程、県教委から30人学級の一定の調査結果が出たことを評価したいと思います。
調査結果の紹介は一部になりましたが、私が、アンケート結果を見た範囲では、「30人学級化はメリットばかり」の感を深めました。
県教委は、今年度の研究成果を汲みつくし、次年度からは、小学校低学年での30人学級化をスタートさせるべきだと思います。
30人学級化への取組みは、教育県やまぐちとして、全国に誇れる教育を進める大きなシステムになると確信しています。
子どもが楽しく学校に行く環境が30人学級化の取組みで前進していることは素晴らしいことだと感じました。
皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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