議員日誌

山口県小児科医会が予防接種の拡充求め要望書を県知事に提出

 山口県小児科医会(田原卓浩会長)は、昨日、村岡知事に対して「乳幼児に対するおたふくかぜ・B型肝炎・ロタウイルスワクチンへの公費助成および水痘ワクチンの経過措置に関する要望」「13価肺炎球菌ワクチン補助的追加接種への公費助成についての要望」を行いました。また、要望書は、柳居県議会議長にも提出されました。
 まず、最初の要望についてです。今年10月から水痘ワクチンが定期接種の対象となりました。対象児は1~2歳の子どもで年2回の接種を受けることが出来ます。経過措置として、3~4歳の子どもに対して1回の接種を受けることが出来ますが、要望書では、経過措置においても2回の接種の実施を求めています。
 また、おたふくかぜ、B型肝炎、ロタウイルスワクチンは定期接種の対象になっていませんが、県内では、宇部市が水痘とロタウイルスワクチン、岩国市がおたふくかぜワクチンの任意接種に対して公費助成を行っています。
 更に、東京都では、自治体の保健福祉事業に補助を行っていますが、補助メニューの中に、予防接種補助事業があり、この補助を使って、予防接種に補助をする自治体が生まれています。
 富山県では、未就学児を持つ家庭に、「子育て応援券」を交付していますが、活用できるメニューの中に、任意予防接種費用が含まれ、活用されています。
 要望書では、任意接種に対する公費助成が県内で広がることを求めています。
 次に二つ目の要望についてです。
 今年10月から肺炎球菌ワクチンの定期接種が7価から13価に拡大されることになりました。
 しかし、7価ワクチンを接種している子どもは、13価ワクチンを接種することが出来ません。7価ワクチンを接種した子どもが13価ワクチンを接種する場合は、任意接種となり全額自己負担となります。
 要望書では、7価ワクチンを接種した子どもが13価ワクチンを接種する場合の公的補助を求めています。
 明日は、人口減少問題・地域活力維持対策特別委員会が行われ。テーマの一つが「安心して暮らせる出産・子育て支援」です。山口県小児科医会から出された要望についても取り上げる予定です。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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