長生炭鉱水没事故72周年犠牲者追悼式
韓国の遺族がチェサ捧げる
長生炭鉱の追悼碑とひろばが完成
二月八日、宇部市西岐波の長生炭鉱追悼ひろばで、「長生炭鉱水没事故七十二周年犠牲者追悼式」が行われました。 一九四二年二月三日早朝、宇部市西岐波の海岸にあった長生炭鉱で、水没事故が起き、一八三名もの人々が生きながら、坑道に封じ込められてしまいました。犠牲者のうち一三六名は、日本の植民地政策のためい、強制的に連行された朝鮮人の方々でした。 「長生炭鉱の『水非常』を歴史に刻む会」では、毎年追悼式を行うと同時に、慰霊碑と追悼ひろばの整備を進め、慰霊碑とひろばがこのほど完成しました。 今年の追悼式には、韓国在住の遺族十八名が参加されました。長生炭鉱犠牲者遺族会会長のキムフヒョンスさんは、「日本政府が一日も早く私たち犠牲者の遺体を捜し出してくださるよう切にお願い申し上げ」ると挨拶を締めくくりました。 遺族の方々は、慰霊碑に向かって、チェサ(祈り)を捧げました。 韓国の遺族の皆さんがチェサ(祈り)を捧げました
来年度の高校授業料の免除者
一部負担の前納避けよと要請
高校授業料無償化に国が来年度から所得制限を導入するもとで、学校や自治体によっては、免除対象者を含め新入生全員に年間授業料の前納を求める恐れがあることが、日本共産党の田村智子参議院議員の調査で明らかになりました。これは、国が所得制限導入し、これまで無徴収だった授業料を一度発生させた後に免除対象者に支援金を出す仕組みに変えたからです。 田村参議院議員の指摘を受けて、文部科学省は、五日、都道府県教育委員会に事務連絡を出しました。事務連絡で文部科学省高等就学支援室は、「授業料を徴収せず、就学支援金と相殺させることが望ましい」と、生徒・保護者の負担に留意した運用への協力を求めています。 藤本県議は、七日、県教育委員会に対し、文部科学省の事務連絡に基づき、県内の生徒・保護者に授業料の前納を求めないよう要請しました。県教育委員会の担当者は、「文部科学省の事務連絡の趣旨に添うよう検討する」と回答しました。
宇部市新春のつどい盛大に
二月二日、日本共産党宇部市後援会の新春のつどいが行われ二百名を超える市民が参加しました。 来賓として久保田市長から挨拶を受け、長州南蛮連の踊りが披露されました。藤本県議は、来年の一斉地方選挙に向けての決意表明を行いました。
長州南蛮連の皆さんがよさこい踊りを披露しました
一気
高野和明著「ジェノサイド」を読んでいます▼この本は「山田風太郎賞」「日本推理作家協会賞」「このミス二〇一二年版国内編第一位」「二〇一二年本屋大賞第二位」などを受賞しました。また、この作品で、高野さんが直木賞候補にもなりました▼文庫版の解説で瀧井朝世さんは「ただ楽しかった、面白かったというだけでなく、何か違う風景を見てしまった、すごい体験をしてしまった、という感覚にとらわれながら本を閉じる。心に残る娯楽小説とは、そういうものだ。そして本作はまさにそうした小説であり、著者のエンターテーメントに対する誠実さと、人間というものへの信頼と計り知れない労力があってこそ生まれたもの」と語っています。▼私の読書生活の中でも超弩級といっていいテーマと内容を秘めた小説です。今年は高野作品と向き合う年にしたいと思います。
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