議員日誌

再び「ジェノサイド」を読んでいます。

高野和明著「ジェノサイド」を再び読んでいます。
再びというのは、2011年夏(2011年8月14日)にも、本ブログで、この本を読んでいると書いているからです。
その時は、面白いテーマだと理解しながら、途中で中断していたのでした。
私が中断している間に、この本は、「山田風太郎賞」「日本推理作家協会賞」「このミス2012年版国内編第1位」「2012年本屋大賞第2位」などを受賞しました。
また、この作品で、高野さんが直木賞候補にもなりました。
推理小説大好きの先輩からも「この本は面白い」と言われながら、2年半ぶりに再びこの本を手にしました。
最初から読み直し、物語の中盤まで読み進めました。
文庫版の解説で瀧井朝世さんは「ただ楽しかった、面白かったというだけでなく、何か違う風景を見てしまった、すごい体験をしてしまった、という感覚にとらわれながら本を閉じる。心に残る娯楽小説とは、そういうものだ。そして本作はさまにそうした小説であり、著者のエンターテーメントに対する誠実さと、人間というものへの信頼と計り知れない労力があってこそ生まれたもの」。
まさに、この小説は、私の読書生活の中でも超弩級といっていいテーマと内容を秘めた小説です。
今度はしっかり最後まで読了したいと思います。
今年は、高野作品をじっくり堪能する1年にしたいと心に決めました。
高野作品の人間観にも共感しています。
高野ファンの皆さん感想をお聞かせ下さい。

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