議員日誌

留守宅の事件

 昨日、東京系のドラマで、「松本清張20周年特別企画 留守宅の事件」が放映されました。

 夫が東北へ出張中の留守宅で、妻が殺害された。

 夫は東北出張中に大学時代の友人と面会。

 その友人の指紋が、留守宅に残されていた。

 夫にも嫌疑がかかるが、妻の殺害は物理的に無理なようだ。

 老刑事を演じる寺尾聰の演技が心に沁みるドラマでした。

 原作「留守宅の事件」は、新潮文庫「水の肌」に収められています。

 文庫本60ページの短編ですのですぐ読めます。

 文庫本の解説で、尾崎秀樹さんは「月並みなできごとにも空想力を働かせ、いろいろ可能性をさぐろうとする作者の態度がうかがわれる」と書き、最後に「松本清張の人間的興味を基盤とした視野のひろがりと、その豊富な才能、長い作家活動をとおして養われた技法のたしかさなどをあらためて感じさせてくれる興味ぶかい作品である」と述べています。

 松本清張原作のドラマはついつい興味を魅かれ原作も一緒にチェックしています。

 最近では、高校一年になった長男が興味を示してくれています。

 ゴールデンウィーク辺り、北九州市の松本清張記念館を再び訪ねてみたくなりました。

 

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