第9回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作「完全なる首長竜の日」に魅了され、乾緑郎さんの作品を読んでいます。
現代ミステリー物の第二弾「海鳥の眠るホテル」を読みました。
美術モデルのアルバイトをする千佳。
認知症の妻を介護する靖史。
廃墟のホテルに棲む記憶をなくした男。
三人が織りなすドラマが、一つになり新たなドラマを生みます。
乾さんならでは、異色ミステリーです。
乾さんは、第2回、朝日時代小説大賞を「忍び外伝」で受賞しました。
大賞の名の通り、この作品は、時代小説です。
選考委員の山本一力さんは、この作品を「筆力・構成力は、尋常ではない。」と評しています。
今、「忍び外伝」を10ページ読みましたが、これは異色の時代小説だと分かります。
「忍び外伝」を読んで、大藪春彦賞の候補となった「忍び秘伝」も読みたいと思っています。
乾さんのすばらしさは、山本一力さんが言う通り「筆力と構成力」のすばらしさでしょうか。
乾ファンの皆さん感想をお聞かせ下さい。
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