議員日誌

体罰防止徹底へ県教委が通知

 大阪市立桜宮高校の2年生の男子生徒が部活動顧問の教諭から体罰を受けた翌日に自殺した問題を受けて、県教育委員会は、10日、県立学校長と市町教委に「体罰等の防止に係る指導の徹底について」という通知を出しました。

 通知は、体罰について「児童生徒の人間としての尊厳や自尊心を著しく傷つける行為であることはもとより、教育の根幹をなす教職員と児童生徒との信頼関係を損なう行為」と規定しています。

 また、部活動について「勝利至上主義等から、体罰等の行き過ぎた指導に陥ることが決してないよう」にと指摘しています。

 更に、今回の大阪の事案が「匿名の通報が事後の対応に生かされなかったことや、体罰の現場を他の教職員が観ていたにもかかわらず、管理職への報告がなされなかった」ことを踏まえ、「平素の教職員の状況把握や、学校の管理運営体制についても見直し、報告・連絡・相談の徹底」などを求めています。

 県教委によると、2008年度以降で県立学校における教職員による体罰等は、5件発生しており、その内、2件は部活動に係るものだったということです。

 下村文部科学大臣は、11日の記者会見で今回の事案を受けて、「各都道府県が主体的に体罰の調査をして、文部科学省に報告するよう求める」と発言しています。

 今後、何らかの調査が実施されるものと思われます。

 その調査結果を踏まえながら、必要な発言を行っていきたいと思います。

 今回の事案に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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