第58回江戸川乱歩賞受賞作「カラマーゾフの妹」を読んでいます。
この作品は、ドフトエフスキー「カラマーゾフの兄弟」の後日談です。
ドフトエフスキーは「カラマーゾフの兄弟」の中で、13年後を描いた第二部があることを冒頭明らかにしていました。
しかし、ドフトエフスキーの第二部は発表されないままとなっていましたが、この作品は、高野史緒さんが、第二部を書き上げたものです。
高野さんが本書で述べている通り、第一部の作者は、世界的な大作家。
しかし、高野さんの作品も緻密な大作です。
その証拠に、江戸川乱歩賞を受賞したのですから。
今、3分の1を読みましたが、「カラマーゾフの妹」は登場していません。
カラマーゾフの父を殺した犯人は誰だったのか謎は深まるばかりです。
現代の私たちが未だに謎の虜になる程、「カラマーゾフの兄弟」に今日的な意味合いがあるのでしょう。
妹を読んで、改めて兄弟をきっちり読みとおしたいと思います。
舞台を日本の現代にしたドラマ「カラマーゾフの兄弟」が昨日から始まりました。
このドラマとともに、「カラマーゾフ家」の歴史に侵入したいと思います。
「カラマーゾフ家」は世界で最も注目される一家なのかも知れませんね。
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