今日から妻と子どもたちは、妻の実家のある大阪府箕面市へ。
私は、映画「レ・ミゼラブル」を観に行きました。
妻が、ミュージカル舞台の「レ・ミゼラブル」に感動したと繰り返していたので、映画を心待ちにしていました。
映画は、私の想像以上でした。10年に一度と言っていい深い感動を私に与えてくれました。
主な舞台は、フランス革命が起こった前後のパリ。コゼットを守り抜くジャン・バルジャンの姿はあまりにも有名ですが、映画でも圧倒されるばかりです。
ファンテーヌ役のアン・ハサウェイの演技に心奪われました。
1789年のフランス革命後、議会で「人権宣言」が採択されました。
自由、平等、私有財産の不可侵、国民主権など謳われた「人権宣言」は、日本国憲法をはじめ、その後の多くの国々の憲法の基本理念となりました。
物語は、19世紀に入ってからのものですが、アンジョルラスなど変革を求める民衆の姿に勇気を与えられました。
ユゴーがこの作品を発表して150年経ていますが、彼のメッセージは不滅です。
稲垣尚樹京都大学大学院教授が、映画のパンフレットでのコメントの最後に「社会は常に変革されなければならない。そう感じ、考える人がいる限り、『レ・ミゼラブル』の神話は繰り返され、複製され、そして、歌われ続けることになるのである」と述べています。
私は、社会の変革を考える一人として、「レ・ミゼラブル」に魅了されました。
自分が歩んできた道は間違っていなかった。これからも、この道を歩んでいこうと新鮮な気持ちになりました。
2013年も様々な困難が国民を苦しめるでしょう。困難に負けず、進んでいこうと思いました。
映画鑑賞の中で、「この映画で、残りの人生、10年は頑張れる」と想う作品に出会うことがあります。
私にとって「レ・ミゼラブル」そう想わせる作品でした。
映画の最後は「民衆の歌」を群衆が熱唱するシーンです。
「明日は来る」という言葉でこの歌は締めくくられていました。
今年、ミュージカル「レ・ミゼラブル」が国内4都市で上演されるそうです。
8月には福岡市でも上演されるようです。是非、観に行きたいと思います。
そして、ユゴーの原作に今年は挑戦したいと思います。
人生を変える映画はあるのですね。
皆さんも是非、ご覧下さい。
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初めてお便りします。朝、NHKラジオの「すっぴん」を聞いていたところ、「レミゼラブル」を見た中島さなえさんが「全然感動しなかった」と言っていました。驚きました。私は先週金曜日にこの映画を見て感動し、後頭部を棍棒でガツーンと叩かれたようになりました。「民衆の歌」の合唱を見て、フランスやイギリスは素晴らしい国だと思ったのです。それで、NHKのツイッターに書き込みしようと、「すっぴん 中島早苗 レミザラブル」で検索したところ、藤本さんのブログにぶつかり、恥ずかしながら、書き込みすることにしました。明治以降の日本は私小説が多くて、ユゴーの原作のような小説がないのが残念です。そしてミュージカル仕立ての映画を見て、頭をガーンと叩かれたように感じたのです。私は大阪在住でことし68歳になります。昔は共産党を支持していましたが、もうずいぶん遠ざかっています。藤本さんのような共産党員がいるのを知ってちょっと安心しました。がんばって下さい。子どもの頃、大人用の「モンテクリスト伯」は読みましたが「レミゼラブル」は読みませんでした。私もことしは原作に挑戦しようと思います(分厚い上下2冊です(”ο”)。
by たぐちたけお — 2013年1月31日 19:24 PM