山崎豊子さんの「運命の人」を読んでいます。
発刊当時に購入していたのですが、改めて最初から読みなおしています。
同じく「西山事件」をテーマとした映画「密約」を先日観ましたが、映画とは違う、山崎さん特有の大きなスケールで小説は展開されています。
1970年代の情勢が香り立つようなリアルな筆致に感服しながら読んでいます。
なぜ、今、「運命の人」を読みなおしているのか、そうです、来年1月からドラマ「運命の人」がスタートするからです。
ドラマでは、主人公の弓成亮太を本木雅弘が、妻の由里子を松たか子が、外務省の三木昭子を真木よう子が演じます。
三木役の真木よう子さんはぴったりの役ではないかと期待しています。映画「おくりびと」で不動の地位を築いた本木さんの敏腕新聞記者役も注目です。
小説は、今、2巻まで読みました。残り2巻を年内に読破し、来年からのドラマスタートに間に合わせたいと思います。
アメリカとの「密約」は、この小説のテーマである「沖縄返還をめぐる」問題だけではなく無数にあったことが今日までに明らかになっています。
沖縄では、アメリカと政府が、辺野古へ新基地建設を強行しようとしています。
沖縄県民は、こぞって、これを拒否しています。
半世紀以上も沖縄に基地を押し付けてきた問題の本質をこの小説とドラマから学びたいと思います。
山崎さんの小説は、真実を突いて説得力がありますね。
山崎さんの作品のほとんどが映像化されています。ドラマ「大地の子」は熱心に観ました。最近では映画「沈まぬ太陽」に感動しました。
来年1月からは、ドラマ「運命の人」で決まりです。今からとても楽しみです。
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