議員日誌

西村副知事「ヤシ発言」の撤回と謝罪を求める申し入れを行いました。

 本日、午後4時過ぎ、みんなの県政をつくる会(福江俊喜代表世話人)は、西村副知事に対して、「ヤシ発言」の撤回と謝罪を求める申し入れを行いました。

 4月23日開催された県弁護士会主催の行事の中で、来賓あいさつに立った西村副知事は、山口国体にふれ、次の発言を行いました。

 「昭和38年の山口国体の時は、わずかの差で開催県なのに2位だった」

 「みなさんが知らない人、驚く人が山口県の選手になっている」

 「(柔道やレスリングなど)旗振り競技は、開催県有利にしてもらう」

 「ヤシをしてでも1位をとる」

 つくる会は、副知事の発言は「スポーツ精神を根本から否定し、真面目に競技力向上に取り組んでいる指導者、選手の努力を無にしかねない暴言」と批判し、次の点を申し入れました。

 ①「ヤシ発言」は撤回し、関係者に謝罪すること。

 ②「天皇杯優勝」を自己目的化した「競技力向上対策」のゆきすぎを是正し、指導者、選手が持てる力を最大限、発揮できる環境整備にこそ力をそそぐこと。

 西村副知事は、まず事実関係について「詳細は定かではないが、このような比喩的表現を行ったことは事実」と答えました。

 その上で、「発言の真意は、国体に向けて選手のモチベーションを高めることの必要性を話そうとしたもの」と答えました。

 また、「誤解を与えたならば残念だ」とも答えました。

 私は、「真意はともかく、発言が誤解を与えるものであったことは事実であり、やはり関係者への謝罪が必要だ」と迫りました。

 最後に、副知事は、「今後は発言に注意する」とし「不快感を与えたのであれば、その方々にお詫びしたい」と関係者へ謝罪の意思があることを示しました。

 私は、この間、一貫して、国体開催による勝利至上主義で県のスポーツ施策を歪めてはならないと繰り返し議会で指摘して来ました。

 今回の副知事の発言は、まさに、国体開催によって県のスポーツ施策が歪めようとするものです。

 今回の副知事の発言は、副知事の「真意」とは裏腹に、選手や競技関係者のモチベーションを低下させるものになったことは明白です。

 副知事は、早急に関係者への謝罪をまずは行うべきです。

 私は、この問題を来月行われる6月議会で引き続き取り上げていきたいと思います。

 副知事発言を直接お聞きになった関係者の皆さん、どのようにお考えでしょうか。

 また、この発言を聞いて、スポーツ関係者の方々はどのようにお考えでしょうか。

 県民の皆さんのご意見をお聞かせください。

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    西村副知事に申し入れをする私(右端)

 

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